サポーターからも大きなエールが送られた宮市。(C)SOCCER DIGEST

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 7月30日、Jリーグの第23節が行なわれ、首位の横浜F・マリノス対2位の鹿島アントラーズが対戦。横浜がエウベル、岩田智輝の得点で2−0の勝利を収めた。

 勝点3だけではない、横浜にとって大きな意味を持つ勝利だった。日本代表としてE-1選手権に参加していた宮市亮が韓国戦で負傷。右膝前十字靭帯断裂という診断で、近日中に手術が行なわれると発表された。これまでに何度も長期の戦線離脱を経験してきた宮市も、29日にSNSを通じて「もう辞めようと思った」と自身の心境を明かしたほどだ。

 しかし、それでも宮市は「戻ってくる」という決意を固めた。再びサッカーをするという夢を諦めない意志を明らかにし、Jリーグ優勝がかかっている横浜のチームメイトには「とりあえず明日! 最高の試合を必ずしてくれるでしょう」とはっぱをかけていた。

 そのエールが後押ししたとも感じられる勝利に、宮市は試合後、ピッチで仲間たちのもとに駆けつけて涙ながらの笑顔で祝福。選手やスタッフと次々にハグし、サポーターからも大きな拍手が送られた。
【動画】泣きながら、それでも笑顔で仲間を祝福! 宮市亮とマリノス同僚の”胸アツ”なシーン
 この様子はJリーグの公式SNSに動画で公開され、3900RT以上、1万4000近い「いいね」が寄せられるなど、大きな反響を呼んでいる。

 ファンからは「絶対優勝しよう」「やっぱりマリノスファミリー胸熱だわさ」「何度でも蘇る。それが俺たちの宮市だ」「スタジアムで涙腺崩壊した」「また這いあがってこいよ!」「こんなの見せられたら泣いてまう」「涙出る」「この動画は破壊力高いな」「こんなんマリサポじゃなくても泣く」「さすがにもらい泣きする」「こんな涙の流し方ずるいぜ。大好きだぜ」「待ってるからねミヤチコ」といったコメントが殺到した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部