清宮幸太郎、球宴MVPに!不振脱却させた新庄監督の手腕に賞賛の声

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「入ると思わなかったんで、自分が一番(ホームランを打てて)びっくりしています。9回2アウトで回ってくるか? と自分でも思ったんですけど、ホームランめちゃめちゃ狙っていました」

7月26 日に開催されたマイナビオールスターゲーム2022第1戦の試合後のインタビューでこう語ったのは、日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(23)。プロ5年目にして初めて出場した球宴で、大仕事をやってのけた。

「今年のプロ野球オールスターゲームで話題を独占したのは清宮選手でしたね。ファン投票や、選手間投票、監督選抜などで出場選手を決めた後に、選ばれていない選手の中から再びファン投票で選ぶ“プラスワン投票”。その最後の出場者として選出されると、獅子奮迅の活躍。

第1戦の試合前に開催されたホームランダービーでは、ソフトバンクの柳田悠岐選手(33)の打撃投手役を務めて話題に。試合では同点9回ツーアウトの場面で打順が回ってくるとサヨナラホームランを打ち、第1戦のMVPを獲得しました。

これには新庄剛志監督(50)も自身のInstagramで『オールスターMVP受賞清宮幸太郎君 おめでとう』とコメントしています」(球団関係者)

7月27日に行われたオールスターゲーム第2戦でも「清宮選手の勢いは止まらなかった」と球団関係者は続ける。

「第2戦では守備で魅せていましたね。これまで一度も公式戦で守ったことのないサードで出場すると、サードゴロを見事に捌いていました。6回にはファーストに位置変更。7回にレフトに移動すると、フェンスギリギリの打球をジャンピングキャッチ。ファインプレーでした」

超高校級スラッガーとして早稲田実業時代から注目を浴び、’17年のドラフトでは7球団から指名を受けた末、鳴り物入りで日本ハムに入団した清宮選手。だが怪我に苦しみ、過去4年で21本塁打と、期待通りの結果を残すことができなかった。

そんななかでの5年目の“覚醒”について、スポーツ紙記者は言う。

「’21年シーズンはすべて2軍生活だった清宮選手ですが、やはり’22年シーズンから監督に就任した新庄監督の影響は大きいといいます。

’21年11月の秋季キャンプで就任発表直後の新庄監督が清宮選手を視察した際、『ちょっとデブじゃね? やせない?』と減量指令。

これに応えて清宮選手は、’22年2月の春季キャンプに痩せた姿で現れました。『動きやすいです。あんまり疲れないし』と、本人もその効果を実感していたといいます。

また同キャンプでは新庄監督自ら練習試合の対戦相手だった中日の立浪和義監督(52)に清宮選手への打撃指導をお願いするなど、特別目をかけていました」

充実のキャンプを終えて、開幕1軍メンバーに選ばれた清宮。新庄監督の叱咤激励をうけながら、キャリア最高の成績を残していく。

「新庄監督は辛抱強く清宮選手を起用し続けてきました。試合でミスした際には『あんなミスをしていたら一生上に上がっていけないよね』と指摘。次の試合でスタメンを外すなど、時には厳しく接して奮起をうながしていました。

その結果、現在11本塁打。これまでシーズンを通しても自己最多は7本でした。今回のオールスターゲームでのMVP獲得によって自信をつけたでしょうし、これからの活躍がさらに楽しみです」(前出・スポーツ紙記者)

さらなる飛躍に期待がかかる清宮。SNS上では、清宮を育てた新庄監督の手腕に絶賛の声が上がっている。

《清宮すごい痩せたなー新庄のおかげかな、最近好調だね》
《BIG BOSSのおかげで、清宮が輝き始めたなぁ〜。やっぱりすごいなぁ〜、新庄。》