エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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「男性最優秀選手賞」と「MLB最優秀選手賞」をダブル受賞

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が20日(日本時間21日)、米スポーツ局ESPNが主催するスポーツ界の年間表彰となる「ESPY賞」で「男性最優秀選手賞」と「MLB最優秀選手賞」をダブル受賞した。受賞に際して動画メッセージを寄せ、英語で喜びを語ったが、最後にきっちり笑いも誘っていた。

 米4大ネットワークの「ABC」で全米放送された授賞式。日本人初受賞となった「男性最優秀選手賞」で、名前を読み上げられた直後に大谷のビデオメッセージが寄せられた。カナダ放送局「TSN」公式ツイッターなどでも映像が公開された。

 スーツ姿の大谷は、英語で受賞スピーチを展開。「ノミネートされたアスリートの皆さん、おめでとうございます。皆さんと同じカテゴリーに入れて光栄です。あなたたちは各競技で最高の選手たちです。(受賞に)感謝します」と話した。

 最後は「素敵な夜を過ごし、アフターパーティを楽しんでください」と締め、会場からは笑い声も漏れていた。お堅い雰囲気もある授賞式で、スピーチも重々しい内容になりがちのところ、出席者がその後のパーティを楽しみにしているのを見透かしたような一言だったようだ。

 ESPY賞(Excellence in Sports Performance Yearly Award)は米スポーツ局ESPNが1993年に創設。スポーツ界のアカデミー賞やグラミー賞とも称され、日本勢では2021年に大坂なおみが「女性最優秀選手賞」を受賞している。大谷は「MLB最優秀選手賞」を2年連続で受賞。「男性最優秀選手賞」はステフィン・カリーら大物を抑えて受賞した。

(THE ANSWER編集部)