77年前の7月12日、太平洋戦争末期の宇都宮市に大量の爆弾が落とされ600人以上の命が失われました。

平和都市を宣言している小山市の浅野正富市長は12日の定例会見で市内に残る戦争の記録を市民に伝えていきたいと述べました。

小山市は1992年、平成4年に世界の恒久平和を強く祈願する平和都市を宣言していて今年で30周年を迎えます。

これを記念して、毎年小山市生涯学習センターで行っている広島・長崎の原爆写真パネル展の会場を増やし市役所1階の多目的スペースでも行います。

小山市によりますと太平洋戦争中、市内への爆撃などの被害はありませんでしたが戦争を体験した世代の文集などが記録として残されています。

浅野市長はこれらの資料をアーカイブ化しインターネットなどで公開していくことで多くの人に平和の大切さを長く伝えていきたいとしています。