物価高対策や安全保障政策、憲法改正などを争点に10日投開票が行われた参議院選挙は6人が立候補した栃木選挙区で自民党・現職の上野通子氏が3回目の当選を果たしました。

2007年に改選1人区となってから最も多い6人が立候補し、過去最多、女性が5人立候補した今回の参議院選挙で開票の結果、自民党現職の上野氏が3回目の当選を果たしました。

上野氏は64歳。選挙戦では「教育は国の根幹。教育なくして国の発展はない」と訴えていました。

今回の参院選は投票日直前の今月8日に安倍元総理大臣が銃撃され死亡する異例の選挙戦となり、安倍派に所属する上野氏は10日午後8時すぎ当選が確実になると、安倍氏の写真に花を手向けました。

一方、立憲民主党の新人、板倉京氏は「初めての選挙で皆さんには感謝しかない」と集まった支持者にあいさつし、栃木で政治活動を続けることを明言しました。

  

栃木選挙区の投票率は前回2019年は44.14%でしたが、今回は2.84ポイント上回る46.98%でした。