建売住宅購入の落とし穴。ついてなかった設備とかかったお金
購入してすぐに住めるイメージがある建売住宅。しかし、実際は「こんな設備がない!」というものが。2年前に建売住宅を購入した日刊住まいライターが、網戸やカーテンレールなど、実際に追加した設備と、かかった費用をレポートします。引渡し前だったので、費用は住宅ローンに組み込めました。建売住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考に。
あると思っていたのにない!網戸のオプションに10万円
筆者は、夫婦と2歳の息子の3人家族です。2年前に建売住宅を購入しました。購入することを決めた家を内覧したとき、ついているものと思っていたのに、なくてびっくりしたのが網戸です。
必須アイテムであるように思える網戸がオプションとなっている理由は、「家のコストカットになる」「網戸がなくても生活に支障がない」と考える方がいるからだそう。
しかし、筆者が引っ越しをしたのは9月。まだまだ窓を開けて涼みたい時期でした。家の周りが畑なので虫の侵入を防ぎたく、網戸のオプション追加。
網戸が必要な窓は、1階に大窓と小窓がそれぞれ2つ、2階に大窓が2つ、小窓が4つありました。それらすべてに網戸をつけたら、10万円もの出費に…。しかし、出張費や取りつけ費が含まれており、業者に取りつけをおまかせできた点はとてもよかったです。
危うく部屋が丸見えに!4万円でカーテンレールを設置
次にあとづけと知って驚いたのは、カーテンレールです。業者によると、最初からカーテンレールをつけておくと、そのレールに合うカーテンしかつけられないからだそう。好きなカーテンがつけられないことがあるため、オプションになっていると言われました。
筆者は、1階に2か所、2階に6か所つけました。総額がおよそ4万円。加えて、カーテンがたりず購入したため、大きな出費に。取りつけも一緒に頼めた点はよかったです。
端子があるだけではテレビがつかない!アンテナを7万円で購入
内覧のときにテレビアンテナがないのは気づかなかったのですが、対応してくれた担当者からオプションであることを教えてもらいました。
家を購入した会社に、テレビアンテナを手配してもらって設置。テレビアンテナにもさまざまな種類があるのですが、筆者はいちばんスタンダードなものをチョイス。価格はおよそ7万円でした。
なくてもいいけどあると安心なアイテム!シャッター追加に15万円
当初から、あとづけしてでもつけたいと思っていた設備は、シャッターです。なくても生活できますが、防犯の面から考えて、あった方が安心。
台風などの強烈な雨風をしのげる、子どもが夜泣きしても音をさえぎれる、といったメリットもあります。
シャッターをつけた窓は1階の大窓、小窓合わせて4か所です。4か所つけて15万円ほどかかりました。
あとづけ費用は総額36万円。ローンに組み込むことに
今回あとづけした設備の総額は36万円程度。想定していなかった大きな出費にはなりましたが、工事はすべて購入する不動産会社経由で、引渡し前に完了。
その費用が、家の販売価格とともに住宅ローンに組み込んでもらえたのは、よかったと思っています。建売住宅の購入を検討している方は、参考にしてください。