お出かけのときはついつい心配になり、いろいろ詰め込んで出かけてしまいがち…。でもカバンがパンパンだとスマートとも言えないもの。大人の女性はどのような持ちものがあればいいのでしょうか? 50代のトップブロガーである中道あんさんにご自身のカバンの中身を紹介してもらいました。

50代のバッグの中身。最低限必要なものとは?

私は、よいように言うと大らかですが、細かなことが気にならない大雑把な性格です。なのにせっかち。「詰まる」とか「滞る」ことが嫌いなタチです。そういう性格なので外出時にはイライラすることがあります。それは、カバンの中から必要なものを取り出すときのことです。ものが見当たらない、すぐに取り出せないと「キーッ」となってしまうのです。その原因は大雑把だからカバンの中にポンポンと荷物を放り込み、ぐちゃぐちゃになってしまうからです。だから最低限必要なものしかカバンに入れないことにしています。そんな私のカバンの中身を紹介します。

●整理しやすいよう、バッグインバッグを活用

私の仕事はPC一台あればどこででもできるので、大きくて頑丈なヴィトンのトートバッグにPCを入れて出かけることが多いです。

たくさん入るのはいいのですが、ポケットが一つしかないので中身を整理できません。そこで無印良品のバッグインバッグを愛用するようになりました。大小のポケットが程よくついているので、持ち物がきちんと整理されストレフリーです。

肝心の中身は必要最低限に

必要最低限の持ち物といっても、人によって必要なものは違います。

 

●ポーチの中身は3つだけ

女性のバックの中にはお化粧直しのために道具一式が入っているものかもしれません。ですが、朝一度しっかりメイクをしたらもうそれで終わり。髪も手ぐしスタイルなのでくしなどは必要ありません。その代わり口紅は必需品。どうしても年齢的に肌がくすみやすいので、口紅で顔色の明るさを保ちたい。なので外出時にお茶をしたりして口紅とれてしまったら塗り直します。マスクの下に隠れて唇を出すことがない。と思われがちですが、隠れているからこそ、いざ出してみたら、カサカサのツヤがない唇だとテンションも下がります。口紅や消毒スプレー、電車の中でオーディブルを聞くためのワイヤレスイヤホン。迷子にならないように、この3つをポーチに入れています。

 

●マスクと同様に持ち歩くと便利な「懐紙」

外出先でメモ用紙や封筒、お皿、ハンカチの代わりになるのが懐紙(かいし)です。いわゆる和紙のことで、さまざまな用途に使えます。これ一つをバックにいれておくと、すごく助かるのです。なにかの集まりで会費を納めるときも、お金をむき出しで渡すよりも包んだ方が気持ちがよいもです。カフェでは、冷たいドリンクように懐紙を折ってコースターにもできます。懐紙を持ち歩くことでちょっと気が利く女性になった気分になれますよ。こちらは替えのマスクと一緒にケースに入れています。

 

●紙のノートは必需品

最近はGoogleカレンダーでスケジュール管理をしていますが、書くことが好きなのでノートを持ち歩いており、ちょっとしたスキマ時間に仕事のアイディアなどを書きこんでいます。スキマ時間と言えば電車の中での過ごし方。スマホに夢中になって、駅を通りすぎてしまい乗り越しちゃった。なんて失敗をよくしていたので、本を読むようにしています。

 

●夏はマイボトルが必須

最近の暑さは体に危険な状態です。喉が渇く前に水分補給したいのでマイボトルに水を入れて持ち歩くようにしています。ペットボトルはどこででも買えますがささやかな無駄使い防止です。それとベタつく汗においのもとをスッキリふき取る汗ふきシートも必需品ですね。

プライベートは極力小さいカバンでお出かけ

こうして改めて見てみると、カバンの中身は、自分のご機嫌を保つものが多い気がします。私にとってカバンは「ご機嫌」を持ち歩くことかもしれません。そういう見方をすると、プライベートのお出かけには、極力バックを小さくします。

それはせっかくの素敵な時間を、重いバックでストレスを感じたくないからです。究極、スマホとクレジットカードと小銭さえあればいいのですから。それ以外のものはナシでもよいのです。ということでミニバックを使っています。コンパクトで軽いお財布代わりのウォレットショルダーバックです。両手が空いてストレスフリーです。

 

●最低限入れておきたいもの

とはいえ、口紅とハンカチくらいは身だしなみとして持ってたいものです。問題はハンカチがいくら小さくともやはりかさばってバックに収まりきらないということです。

この悩みを解決してくれたのが無印良品の携帯用ペーパーナプキンです。この小さな1枚はテッシュよりも厚手でちょうど手をふくのに便利です。

3,4枚バックのポケットに忍ばせておいて必要なときにスッと取り出せるようにしています。カバンが気にならないほど小さいことは、普段たくさん荷物を持ち歩いているので、それだけでもお出かけが楽しくなります。

オンとオフを分けるのはカバンの大きさを分けることともいえますね。