リビングにソファの常識、正しい?やめたら予想以上に快適になったこと
リビングにはソファとローテーブル、という常識。本当に「わが家」にとっても正解でしょうか。夫婦ふたり暮らしということもあり、思いきってソファをやめてみたという日刊住まいライター。部屋が広く使えるうえに、自宅での仕事もはかどるように。予想以上に快適になった、ソファのない生活について語ります。
リビングにソファがあるのは当たり前?
当然のようにソファを購入し、テレビの前に置いていた筆者の住まい。ソファがあればおのずとローテーブルやサイドテーブルが必要になり、リビングの一等地を占領していました。
インテリアに合わせて選んだソファーなので、部屋の雰囲気にも合っています。気に入ってはいましたが、一方で、長い時間を過ごすリビングを広く使いたいという気持ちは常にありました。
●人の移動や掃除のジャマにもなる
部屋を広く自由に使いたい。そう思うあまり、ソファとテーブルの間隔を狭くして配置していたわが家。そのため、移動するときも、掃除をするときも、なにかと家具類がジャマになっていました。
家具が密集している部分は、掃除機をかけるときにかがむなどの動作が必要に。少しストレスを感じていました。
●リモートワーク中、ソファの誘惑に負けることも
自宅で仕事をしていると、ちょっとした休憩時に、つい横になってしまうのもよくない習慣でした。また、休日も一度寝転んでしまうと、うっかり居眠りをしてしまったり、少しだけ観るはずのテレビを長時間見てしまったり。貴重な時間をムダに過ごしてしまうことがたくさんありました。
思いきって手放してみたら快適だった
いろいろなストレスが重なり、ソファがくたびれてきたタイミングで一度手放してみることを決意。ソファがない生活を続けてみて、もし必要に感じたら、もう一度購入すればいいという気持ちでリビングからなくしてみました。
ただ、まったくなくしてしまうだけだと、くつろげるスペースがなくなるのも事実。そんなわけで、インテリアに合わせてラグを購入しました。
座り心地にもこだわった、低反発のラグです。のんびりしたいと思うときはこのラグの上に座り、テレビゲームをするときもこの場所を使います。
「くつろぎ」に関しては、ラグを敷くことでクリアになりましたし、テレワーク中の悪習慣もなくなりました。
おかげでソファを再度購入したいという気持ちもなくなり、出費を減らすことにもつながりました。
縦長のリビングを広々と使う
ソファがなくなったことで、ダイニングテーブルからの眺めがすっきり。わが家の縦に長い部屋の形が、よく見えるようになりました。
また、見通しがよくなったことに加え、床と色味の同じラグが存在感を主張しないこともあって、部屋を広く感じます。視界がすっきりとしていると、ダイニングで仕事をする際に思考が散らかりにくく、はかどります。
「リビングにはソファが必要」という先入観を手放したら、間取りを生かしたコーディネートが実現できました。そもそも大型の家具は処分するのも大変です。家具選びの際は固定観念を捨てて、自分の家に本当に必要か、冷静に考えたいものですね。