片づけや整理収納できれいになったら、インテリア小物を取り入れてすてきな部屋にしたいと思うもの。でもバランスが難しかったり、ペットや子どもが気になることも。「じつは簡単な3つのルールで、比較的安全でお手入れもラクなインテリアコーディネートができるんです」と話すのは、ライフオーガナイザーの大塚彬子(あこ)さん。ご自宅のインテリアを見せていただき、そのルールについて詳しく伺いました。

1:つるすインテリアは万能!掃除もラクちん

一級建築士、インテリアコーディネーターの資格も持っている大塚さん。

<写真>子どもの作品は額縁に入れると部屋になじむ

そんなインテリアと空間づくりのプロがいちばんに推すインテリアの飾り方は、「つるすこと」だそうです。

「天井からつり下げることで、空間が適度に埋まって躍動感が生まれます。つるすものはモビールでもガーランドでも、ドライフラワーでもなんでもOK!」

つり下げるインテリアなら、ペットや子どもが触ることもないので安心。

「掃除も断然ラクになりますよ。棚の上に置くとホコリがたまってしまいますが、これならホコリは最小限。どんな人もとり入れやすい飾り方です」

 

●「部屋の隅」につるすとおしゃれ見え!

すてきに見せる大きなポイントは、つるす位置。

「部屋の隅に飾ると全体のバランスが整いやすくなります。複数飾るときは、高低差をつけてあげればさらによいでしょう」

 

2:子どもが描いた作品を飾るなら、大人っぽい額縁に入れて

小学生くらいまでの子どもがいるなら、学校から持ち帰った絵などを飾る機会も多いはず。でも、洗練されたリビングにはどうしてもなじみにくい印象です。

大塚さんによると、絵をきちんと額縁に入れてあげるだけでガラッと印象が変わるそう。

「フレームに、大人っぽい要素を持つ素材を取り入れてみてください。アルミやアイアン、カラーは黒を選ぶのもすてきです。図工の授業で描くような大きな作品を入れるなら、A2サイズのフレームを選ぶといいですね」

3:アートポスターは壁幅の半分を埋めるサイズがおすすめ

ガランとした空間にアートを飾るのも、手っとり早くおしゃれに見せるコツ。 子どもの描いた絵を飾っていても、隣にアートがあればすてき度がさらにアップします。

 

●アートは大きい方がバランスよく仕上がる

アートポスターやカード類を飾るときは、思いきって大きなものを選ぶのがコツ。

「目立ちすぎないようにと小さいサイズを選びがちなんですが、余白が埋まるほど大きいほうがバランスよく整います。サイズの目安は、飾る壁幅の約半分です」

ペットや子どもが倒してしまうのが心配なら、玄関の飾り棚など少し高い場所に飾ってみては。

小さな子どもがいても、忙しくてインテリアの管理に時間がかけられない人も、こうしたアイデアをとり入れれば部屋がぐっとあか抜けそうです。

大塚さんのお宅を参考に、みなさんもぜひ試してみてください。