旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが、世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」のなかから家でも簡単に再現できるレシピをご紹介します。今回は、4月に開業したばかりの「OMO7大阪　by　星野リゾート(以下　OMO7大阪）」。OMOカフェ＆バルの人気メニューで岸和田の名物「かしみん焼き」は、一見、お好み焼きのようですが、薄く焼いた生地に具を混ぜた生地を重ね焼いていくのが特徴。大阪ならではの味です。

星野リゾート「OMO7大阪」。絶品ご当地グルメを再現！

「OMO7大阪」は、JRと南海電車「新今宮駅」の真ん前に4月22日に開業したばかり。駅のホームからも見える約7,600�屬箸いξ个離�ーデンエリア「みやぐりん」、環境に配慮して外壁に白い膜を張った436室のホテルが目立ちます。

定員6名まで泊まれて、みんなでワイワイできそうな「いどばたスイート」や、2段ベッドスペースのある「だんだんルーム」などユニークな部屋も。

「ほれてまうわ、なにわ」がコンセプトで、エントランスでは大阪の新世界のシンボルで幸運の神様「ビリケンさん」がお出迎え。

ディープな大阪やご近所にある大阪の台所「木津卸売市場」を訪れる宿泊者向けのガイドツアー「ご近所アクティビティ」も、星野リゾートならではです。

●大阪らしいメニューが満載の「OMO　カフェ＆バル」

夜には、なにわのクラフトビールや元祖たこ焼きの会津屋の屋台が立って、提灯片手にホテルの壁面全体に花火が光って、大阪のお祭り気分が楽しめます。

これまた大阪らしいメニューが揃うのが「OMO　カフェ＆バル」。串カツセット700円、イカ焼き700円、どて煮トルティーヤ800円などどれもお手頃。今回は、ちょっとユニークな岸和田の名物かしみん焼き700円のつくり方を教えてもらいました。

ボリューミーな岸和田名物・かしみん焼きのレシピ

かしみん焼きは、かしわ（関西での鶏肉の呼び名）と牛脂のミンチを使うところからきた名前。 ボリュームもあっておなかいっぱいになります。

 

●かしみん焼き

【材料（4枚分）】

＜生地A＞

薄力粉　60g
米粉　80g
塩　ひとつまみ
顆粒だし　小さじ1
水　150ml
卵　1個

＜生地B＞

山芋すりおろし　120g
千切りキャベツ　120g
鶏モモ肉　一口大カット　280g
中挽き牛脂　100g
サラダ油　適量
お好みソース、マヨネーズ、小口切り万能ネギ、刻み紅生姜、削り節　適量

【つくり方（1枚分の焼き方）】

（1）　薄力粉、米粉、塩、顆粒だし、水、卵をボウルで混ぜ合わせる。＜生地A＞

（2）　生地A120gと山芋、キャベツ、鶏モモ肉、牛脂を別のボウルで混ぜ合わせる。＜生地B＞

（3）　フライパンを中〜弱火で熱し、サラダ油小さじ1を温める。生地A30g（お玉半量で薄く伸ばせる程度）をフライパンに流し、丸く広げる。

（4）　伸ばした生地Aの上に生地Bの1／4量（1枚分）を置く。

（5）　底の生地が色づいたら上下を返し5分焼く。

（6）　中まで火が通ったことを確認し、皿に盛りつける。好みでソース、マヨネーズ、万能ネギ、紅生姜、削り節をのせて完成。