夏はゴミがにおいがち。ゴミ捨ても一段と面倒になる季節です。家じゅうのゴミを集め、まとめ、集積所まで出しに行く。その面倒くささを軽減するコツを、「65点の暮らし方」について発信している整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんが教えてくれました。

ゴミ捨ては「名もなき家事」の集合体。ゴミを集積所に持って行くだけの家事ではありません

家事の分担として、「ゴミ捨て」をしてくれる男性は多いかもしれません。でも「ゴミ捨ては捨てるだけではない!」というのがこちらの本音。ママ友に聞いても「ゴミは捨ててくれるけど…」と言う率は高いです。

<写真>ゴミ袋を取り出すと、次のゴミ袋が出てくる!

夫に「ゴミ出しとは…」と伝えるのも方法のひとつですが、変にぶつかり合うよりも、仕組みを変えたり、便利グッズを使うことで、私の「イラッ」を減らしてみました。

 

●ゴミ捨てってどんな家事?

ゴミ袋のゴミを、集積所に持って行くだけが「ゴミ捨て」の家事ではありません。
「ゴミ捨て」という家事を因数分解してみたら、「ゴミを分別する、部屋ごとのゴミ箱のゴミを集める、ゴミを指定のゴミ袋に入れる、ゴミを捨てる、新しいゴミ袋をセットする」と細かい名もなき家事に分かれるのではないでしょうか?
週に何回かある「ゴミ捨て」という家事を少しでもラクにしてみましょう。

 

●ゴミ箱の数を厳選する(収集場所を減らす)

ゴミを集めるのは私の仕事なので、集める場所を減らすためにゴミ箱の数を減らしています。

1階はキッチンと洗面、そして玄関のみ。
最初はリビングやダイニングにゴミ箱がないことに不便を感じましたが、慣れるとキッチンに自然に持って行くようになりました。

階段の上り下りも面倒なので、2階のゴミ箱は、ゴミを集める回数を月1回に。2階は水分のあるゴミが出ないため、これで十分です。

●新しいゴミ袋に替える手間をなくす

ゴミを収集したら、次は新しいゴミ袋をセットしないといけません。
洗面と玄関はスペースに余裕がないので、次のゴミ袋を置いて置く場所がありません。キッチンにいろんな種類のゴミ袋を置き、その都度ゴミ袋をキッチンに取りに行きセットしていましたが、これが面倒ください!

今は、ロール状になっていて「次のゴミ袋が出てくる仕組み」のゴミ袋をゴミ箱に入れています(今使っているゴミ袋の下につながった状態で次のゴミ袋が控えている状態です)。

これが想像以上に便利! 洗面と玄関のゴミを集める億劫さが激減しました。

私が使っているのはセリアの「次が使いやすいゴミ袋」ですが、ホームセンターや無印良品などでも、いろんなサイズが売っています。

 

●家事の「イラッ」を減らす工夫を考えてみる

人や機械に頼れないことは、そもそもの仕組みを変えることでラクを手に入れたり、便利グッズを補うことで負担を軽くしたいですね。
家族に対してイラッとすることが少しでも減って、ご機嫌に毎日を過ごすことができれば、万々歳だと思うのです。