夏休みは家族で西武園ゆうえんちへ!子連れが楽しめるポイントを徹底解説
これから始まる夏休み。家族でどこに行こうかと今から話し合っているという方も多いのでは? そこで今回は、昭和の世界観が楽しめると大人気の『西武園ゆうえんち』の魅力をアミューズメント担当編集よもたが、一緒に訪れたY田親子(アラフォー&3歳)の興奮のレポートを交えながら、園内を徹底的に紹介します。
Z世代だけじゃない!家族連れこそ「西武園ゆうえんち」で遊んでほしいワケ
「昭和の熱気で心を満たそう。」のキャッチコピー通り、昭和レトロの世界観が楽しめるとZ世代(10代後半〜20代後半まで)を中心にSNSなどでも話題の「西武園ゆうえんち」。アクセスも都内の主要都市から電車で約1時間程度です。
レトロなアトラクションや商店街に、子どもも大人も大はしゃぎ!<写真>
●エントランス前からレトロな世界がスタート!
「西武園ゆうえんちには、西武球場前から西武鉄道山口線の『レオライナー』に乗ってきたのですが、レオライナー自体もレトロでかわいく、森の中を走るので移動中に下がりかけた3歳の娘のテンションもアップ! 到着間際には西武園ゆうえんちのPR放送が流れ昭和のにぎやかな声が響きます。入園前からわくわくしました」(ESSEonline編集部・Y田)
そして、「西武園ゆうえんち」駅を下車するとそこには、「あれ? 今って令和だよな…」と時代を錯覚するほど昭和を再現した街並みが広がります。
こちらの路面電車は、実際に1960年代に人々の生活の足として活躍したもの。当時のレトロ感が出ていて、エモい写真が撮れるフォトスポットです。
2021年春に大幅リニューアルし、SNS映えすると若い世代がたくさん訪れるようになったことで、最近では西武園ゆうえんち=10〜20代が行く場所。と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、とんでもない! 園内は子ども連れのために考えられた施設がたくさん設営されています。
【推しポイント1】子どもも大人も楽しめる仕かけがいっぱい…!
まず訪れたのが、「レッツゴー! レオランド」です。ここは、手塚治虫さんの大人気漫画「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」のキャラクターをモチーフにしたエリア。
レトロで色合いがかわいい乗り物がたくさんで、Y田親子もハイテンションに。なかでもいちばん気に入ったのが「飛べ! ジャングルの勇者レオ」なんだそう。
「『飛べ! ジャングルの勇者レオ』の空飛ぶゾウさんは思ったよりも高く上がるので、それも楽しかったようです。そして、このエリアは3歳でも乗れる乗り物が多く、初めて回るカップ(レオとライヤのジャングルダンスパーティー)とコースター(アトムの月面旅行)にも乗れて大興奮の様子でした」
アトラクションは子ども向けのものが多いですが、手塚先生のキャラクターといえば、親世代も親しみがあるものばかり。子どもに、「このキャラクターなに〜?」と聞かれても、ドヤ顔で答えることができ、親子の会話につながるのもいいですよね。
●ベビーカー置き場やベビールームも充実
0歳児から乗車できるアトラクションもいくつかあるのですが、アトラクションの横にはベビーカー置き場が設置されているところも。遊園地にベビーカーで行っても置き場に困る…なんてお悩みもここなら問題なし! ちなみにインフォメーションにてベビーカーの貸し出しも行っています。
このエリアには「赤ちゃん休憩所」も設営されています。西武園ゆうえんち・広報の西澤さんによると、この休憩所はママである従業員の声が大きく反映された施設なんだとか。そのため、ママ目線の“これがあったらいいな”を形にしてくれています。
子ども用のトイレや赤ちゃんのベッドはもちろん、広々とした個室スペースも存在。さらに、電子レンジも完備しているので、離乳食の調理なども可能です。
「内装がとてもきれいで清潔感があり、乳児連れにはうれしいポイント。ここなら子どもがぐずりだしても、安心して利用することができる!」とY田も推しポイントを力説。この実用的なスペースは、予約せずに無料で使えます。
●飲食店やショップもポップでとにかくレトロかわいい!
この「レッツゴー! レオランド」のエリアにある飲食店「ミルクホール」も人気が高い店舗のひとつで、土日には60分程度(繁忙時は120分程度)待ちになることも多々あるのだとか。
どこか懐かしさを感じさせる店内は、ビンのコーラや給食の大人気メニュー・揚げパンなど飲食できます。ちなみに、ミルメークなどの懐かしメニューにあるのですが、こちらは飲みやすく“現代”仕様になっているので、当時との違いを振り返るのも楽しいですよ!
そして、こちらはサーカス風の外観が目を引く、お土産屋「レッツゴー! バザール」。見た目の楽しさとワクワク感に誘われ、気づいたらY田親子は店内へ…。
ショップ内には手塚プロのかわいいオリジナルグッズがたくさんあります! ここでしか買えないお土産も多数あるので、大人も子どもも大興奮。ここにきたら足を運ぶことをお忘れなく。Y田の娘もレッツゴー! バザールで一目ぼれしたぬいぐるみを記念に購入。
「娘のあまりの推しに根負けしたのですが、とにかく気に入ってその後、ずっと抱いていました。ちなみに写真のメリーゴーランドも2回乗車するほどのお気に入りに」(Y田)
©TEZUKA PRODUCTIONS
【推しポイント2】商店街で“初めてのおつかい”風の体験も
続いて、今の西武園ゆうえんちといえば…の「夕日の丘商店街」。ここでは個性豊かな住人達とコミュニケーションを楽しむことができます。
ちなみに西武園ゆうえんちの支払いはすべて「西武園通貨」という、ここだけでしか使えないオリジナルの通貨が導入されています。普段使っているお札とは貨幣価値が異なるので、金銭感覚が若干ズレますが、そのズレが昭和を感じさせてくれて思わず胸が高鳴ります。
そして、西武園ゆうえんち限定の通貨ゆえに、お子さんの初めておつかいとしてもオススメ。通常のお金だと、手渡すのはちょっと不安…という方でも、オリジナルの通貨を使うことによって、小さい子どもでも安心して臨場感あふれる商店街でのお買い物ができます。
●映えスポットも充実。どこで撮影しても絵になる!
「まだ3歳なので昭和の街並みは理解できていないかもしれませんが、いつもと違うわくわくがあるのはわかり、お店を覗いたり、ピンク電話を触ったり、終始興味津々の様子でした」
「商店街でのいちばんのお気に入りは、『仰天! 奇想天外紙芝居』と『中富商店』ポン菓子実演販売。紙芝居は普通の紙芝居ではなく、音がなったり物語に参加したり、予想外の内容! ポン菓子は娘が元々大好きなので、爆発音に驚きつつも楽しく実演に見入ってました」
ちなみに夕日の丘商店街で写真を撮っていると、住人達が気さくに話しかけてくれ、一緒に撮影もしてくれます。ポーズもさすがのクオリティ!
【推しポイント3】大人気アニメとのコラボがすごすぎる!
そして、忘れてはいけないのが、4月27日に開店した「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 ザ・リアル」です。こちらは現在テレビアニメでも大人気の児童小説『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とコラボしたアトラクション。銭天堂は、大人でもハマっているという方も多く、かくいう私もその一人。
店主の紅子さんの話し方や駄菓子で起こる不思議な物語が独特で、中毒性のある唯一無二の作品なのですが、果たしてこの世界観を維持できるのか…。個人的には半信半疑のまま、Y田親子と体験することに。
券を購入し、いざ銭天堂へ! と意気込んでいたのですが、なんと所在地は、夕日の丘商店街のどこかにあるということ以外は非公開…! 商店街を探索して幸運なお客さんだけが、銭天堂にたどり着けるという原作通りの設定に思わずにんまり。
運よく銭天堂にたどり着いた私たちですが、そこにはアニメで見たことのある駄菓子がズラリ。その後、オリジナルのふしぎ駄菓子「運まねくっきー」を使いながら探検に出かけるのですが、不思議体験が次から次へと私たちの身に起こります。
残念ながら詳しい内容に関しては、お話することができないのですが、とにかくすごい! の一言。銭天堂ならではのドキドキワクワク感はもちろん、運か不運を招くのも自分次第という世界観もそのまま再現されているので、原作ファンはもちろん、知らない方でも楽しめますよ。
●1日過ごした感想は?
小さい子どもでもたっぷり遊べるアトラクションが満載で大満足のY田親子。
「敷地がものすごく広いので、夏場はとくに水分補給や熱中症対策は十分にやっておくとよいと思います。また、割とアップダウンがあるので、親にとってもなかなかの運動量になるはず。子連れの場合は歩きやすい靴でいくのをオススメします! 私もいいダイエットになりました(笑)」
いかがでしたか? 今回は家族連れで楽しめる施設をご紹介しましたが、西武園ゆうえんちにはこのほかにも、小中学生も遊べるほかのアトラクションやプールなど、1日じゅう楽しめるコンテンツがたくさん!
ぜひ夏休みを利用してお出かけしてみてはいかがでしょうか? 幸せな気持ちになること間違いなしです。
移動時にはなるべく三密を避けてください。体調不良が疑われる場合は移動を控えてください。