平和への思いを新たに 宇都宮で3年ぶり「空襲展」
太平洋戦争末期の1945年7月、栃木県宇都宮市に大量の爆弾が落とされ600人以上の命が失われました。この「宇都宮空襲」について知ってもらい、平和への思いを新たにしてもらおうと宇都宮市内で市民団体が企画展を行いました。
会場に入ると、宇都宮空襲の惨状を描いた横幅10メートルもある大きな絵画が目に飛び込んできます。「宇都宮空襲展」は市民団体「ピースうつのみや」が1985年から開いています。コロナ禍での中断がありましたが、今回3年ぶりに開催しました。 展示では空襲を受けた宇都宮市内を再現したジオラマや実際に市内に落とされた焼夷弾(しょういだん)、熱で溶けたくぎの塊などが並び戦争の悲惨さを伝えています。 今回は展示に訪れた人が書いたウクライナへのメッセージも掲示していて、平和への思いを新たにしてほしいとしています。