暑いから髪が短くても結びたい。大人のひとつ結びとハーフアップ簡単テク
異常な暑さが続くなか、髪をすっきりまとめたい日が増えていませんか?「髪が短くても、ハーフアップやひとつ結びなどができますよ!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回はアラフィフの読者をモデルに、ショートヘアでも髪をまとめるコツを教えてもらいました。
ショートヘアでも髪をまとめたいときのコツ
さとゆみ:夏はショートヘアの人でも、髪をまとめたいとき、ありますよね。
八木ちゃん:わかりすぎます。今日は、短くてもまとめたい、結びたい! という人のための簡単テクニックをご紹介します。
八木ちゃん:今回のモデルさんは、もともとクセがある方です。短い髪でまとめたいときは、むしろある程度クセがあるほうがまとめやすいです。超直毛の人でしたら、一度アイロンで巻いたほうがいいかもしれないです。
さとゆみ:クセがあるほうがまとめやすいんですね。
八木ちゃん:そうなんです。まずは、ハーフアップからやってみましょう。
●短めさんのハーフアップはピン使いがポイント
八木ちゃん:ハーフアップは耳上の髪をまとめるのですが、まとめる前にソフトワックスやバームをつけて髪にひっかかりを出しやすくするのがコツです。
(1) 耳上の髪にワックスやバームをなじませ、手ぐしで髪をまとめる
八木ちゃん:髪をまとめるときは、ブラシを使うのではなく、手ぐしを使ってざっくりとまとめるとカジュアルな雰囲気になりますよ。
さとゆみ:そのあと、1つにねじりあげる感じですね。
八木ちゃん:はい、ねじった髪をまとめるときはゴムを使わずにピンでとめましょう。
髪が長い場合は、ゴムで結んでも毛束が落ち着くのですが、短い人の場合はぴょんと毛束が立ってしまうので、ピンの方がうまくまとまります。
(2) まとめた髪をねじり、ピンでとめる
さとゆみ:ピンは何本くらい?
八木ちゃん:1本でも十分とまるのですが、量が多い人やくずれやすい人は2〜3本使ってもいいかもしれません。コツは、下から上に向かってピンをさすことです。
(3) ピンをさしたところを押さえながら、トップの髪を引き出す
さとゆみ:最後はトップのボリュームですね。
八木ちゃん:まとめ髪のときは、いつでもトップにボリュームを出すことを習慣にしてください。ピンでとめたところをしっかり押さえておかないと、髪がくずれてしまいますので、注意です。
(4) 完成
さとゆみ:短めでも華やかな雰囲気になりましたね。
八木ちゃん:くり返しになりますが、ワックスを使って手ぐしでまとめること、ピンを縦にさすこと、トップに高さを出すことがコツです。
●ひとつ結びは落ちてくる毛をスプレーでキープするのがポイント
さとゆみ:次は、ひとつ結びについてレクチャーしてください。
八木ちゃん:短い人のひとつ結びのコツは、落ちてくる毛をだらしなく見せないことなんですよね。
さとゆみ:さっそくポイントを教えてください。
八木ちゃん:まずは全体の髪をひとつに結びます。ハーフアップの時と同じように、最初にワックスをなじませておくとまとまりやすくなりますよ。
そして、これもハーフアップのときと同じように、トップに高さを出すように引き出します。
(1) えり足をゴムで結んだら、結んだ部分を指で押さえてトップの髪を引き出す
さとゆみ:短くても後頭部に高さがあると、ちゃんと「まとめ髪」をした感じが出ますね。
八木ちゃん:そして、ここからがポイントなのですが、短い人はどうしてもえり足の毛が落ちてきやすいと思います。その毛をスプレーを使っておさえます。
(2) コームにキープスプレーをかける
八木ちゃん:まずはコームにキープスプレーをかけます。
さとゆみ:ハード系のスプレーがいいんですね。
八木ちゃん:そのコームを使って、落ちてきているえり足の毛をおさえるようにすると、乱れた毛がなくなります。
(3) 落ちているえり足の毛をコームでおさえる
さとゆみ:このひと手間で、後ろ姿がすっきりしますね。
(4) 完成
さとゆみ:ハーフアップもひとつ結びも、ほんの少しのテクで印象が変わりますね。
八木ちゃん:短いからまとめ髪がうまく決まらないという人も、ぜひ参考にしてください。