クルマのカスタマイズに総額いくら使った? - 平均で50万円以上に!
ホンダアクセスはこのほど、「クルマのカスタマイズに関する調査2022」の結果を発表した。
同調査は2022年5月10日〜5月12日の3日間、自分のクルマを「カスタマイズ」したことのある20歳〜69歳のドライバー1,000人にインターネットリサーチで実施した。調査協力機関はネットエイジア。なお「カスタマイズ」とは、「パーツを装着・交換することやボディをアレンジすること、内装をアレンジすること」と説明を付して調査を行っている。
これまでに行ったことがあるカスタマイズのタイプ--「オーディオ・音響系」31%、「ラグジュアリー系」22%、「オフロード系」19%、「サーキット系」「アウトドア系」各12%
まず、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことがあるカスタマイズを聞いたところ、「ホイール交換」(48.2%)と「ドライブレコーダー装着」(47.4%)が高くなり、「カーナビ交換」(34.3%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(28.5%)、「ライトバルブ(電球)交換」(26.7%)、「オーディオユニット・スピーカー交換」(24.9%)が続いた。タイヤまわりや車載機器、電装系、音響系のカスタマイズを行ったという人が多いようだ。
男女別にみると、男性では「ホイール交換」が59.8%、「ホイールのインチアップ・インチダウン」が38.6%、「ライトバルブ(電球)交換」が40.0%と、女性(順に36.6%、18.4%、13.4%)と比べて20ポイント以上高くなった。
これまでに行ったことがあるカスタマイズのタイプ、「オーディオ・音響系」(30.5%)が最多に
次に、これまでに行ったことがあるクルマのカスタマイズのタイプにあてはまるものを聞いたところ、「オーディオ・音響系」(30.5%)が最多に。音響にこだわり、高音質のサウンドと一緒にドライブを楽しみたいと考えている人が多いようだ。
次いで高くなったのは、「ラグジュアリー系」(22.1%)、「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(18.7%)、「サーキット系」(12.4%)、「アウトドア系(キャンプ仕様・車中泊仕様の内装カスタマイズ)」(11.7%)だった。
男女別にみると、男性では「サーキット系」が19.4%と、女性(5.4%)と比べて14.0ポイント高くなった。年代別では、20代と30代では「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(順に29.0%、23.9%)が他の年代と比べて高くなった。若年層には、ワイルドさを演出するようなカスタマイズに関心を持っている人が多い傾向がうかがえる。
クルマをカスタマイズした目的--「外観を自分好みにする」42%、「車内を快適にする」30%、「運転しやすくする」28%
では、どのような目的でクルマをカスタマイズした人が多いのだろうか。
自分のクルマをカスタマイズした目的を聞いたところ、「外観を自分好みにする」(42.2%)が最多となった。見ているだけでも気分が上がるようなクルマに仕上げたいという人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは「車内を快適にする」(30.4%)、「運転しやすくする」(27.8%)、「車内の雰囲気を変える」(24.5%)、「安全性を高める」(24.1%)だった。
男女別にみると、男性では「運転しやすくする」が33.2%、「速くする・加速をよくする」が21.6%と、女性(順に22.4%、5.2%)と比べて10ポイント以上高くなった。年代別では、20代・30代では「乗り心地をよくする」(順に27.4%、29.0%)、50代では「カーオーディオの音質を高める」(23.9%)、60代では「安全性を高める」(33.3%)が他の年代と比べて高い。
これまでにクルマのカスタマイズに総額でいくらくらい使った?--平均53.0万円
全回答者(1,000名)に、これまでにクルマのカスタマイズに総額でいくらくらい使ったか聞いたところ、「5万円未満」(15.3%)や「10万円〜15万円未満」(13.7%)、「50万円〜100万円未満」(15.3%)などに回答が分散し、平均は53.0万円だった。他方、「500万円以上」は1.4%と、車両本体価格を超えるような価格帯の回答もみられた。
カスタマイズのタイプ別にみると、これまでにクルマのカスタマイズに使った総額の平均は、ドリフト系(181.6万円)が最も高くなり、サーキット系(145.0万円)、ローライダー・ハイドロ系(136.3万円)が続いた。
クルマのカスタマイズで、マイカーへの満足度が大幅アップ!
クルマをカスタマイズすることで満足度はどのように変化したのだろうか。全回答者(1,000名)にクルマへの満足度を聞いたところ、【カスタマイズ前の満足度】では「50点〜60点未満」(14.8%)や「70点〜80点未満」(19.4%)、「80点〜90点未満」(28.8%)に多くの回答が集まり、平均は66.9点だった。
一方、【カスタマイズ後の満足度】では「80点〜90点未満」(21.6%)や「90点〜100点未満」(30.8%)、「100点」(31.6%)に多くの回答が集まり、平均は84.5点となった。
満足度の平均の変化をみると、カスタマイズ前66.9点→カスタマイズ後84.5点と17.6点上昇。マイカーを自分好みにカスタマイズすることで、愛着が深まったという人が多いのではないだろうか。
カスタマイズのタイプ別にみると、クルマへの満足度の上昇幅はローライダー・ハイドロ系が24.4点(59.8点→84.2点)で最も大きくなり、レトロ系が19.9点(61.2点→81.1点)、サーキット系とドリフト系が18.5点(順に69.2点→87.7点、66.5点→85.0点)で続いた。
クルマのカスタマイズに関する経験は「予想以上にお金がかかる」がダントツ
全回答者(1,000名)に、クルマのカスタマイズに関してこれまでにどのような経験をしたことがあるか聞いたところ、「予想以上にお金がかかる」(29.3%)が突出して高くなった。見積もりを受け取って金額に驚いた人や、ほしいパーツ・必要なパーツが増え当初の予定よりも金額が高くなった人が多かったのではないだろうか。
次いで高くなったのは、「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(14.2%)、「カスタマイズ部分を友人・知人にアピールする」「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(いずれも13.8%)、「つけても意味がなかったパーツ・アクセサリーがある」(11.0%)だった。
年代別にみると、20代では「カスタマイズする場所がどんどん広がる」(12.9%)と「走ることよりカスタマイズすることが好きになる」(11.3%)、30代では「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(21.7%)と「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(21.0%)が他の年代と比べて高くなっている。
「クルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある」41%、ドリフト系では68%に
次に、DIYで行うカスタマイズについて質問した。全回答者(1,000名)に、これまでにクルマのカスタマイズをDIYで行ったことはあるか聞いたところ、「ある」は41.0%、「ない」は59.0%となった。専門業者に依頼するのではなく、自身でパーツや材料を買って、自分の手でカスタマイズを行ったことがあるという人は少なくないようだ。
カスタマイズのタイプ別にみると、クルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある人の割合は、ドリフト系(68.2%)が最も高くなり、サーキット系(64.5%)、ローライダー・ハイドロ系(62.2%)、アウトドア系(54.7%)が続いた。
DIYで行ったカスタマイズTOP3は「ライトバルブ(電球)交換」「ドライブレコーダー装着」「車内灯交換」
これまでにクルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある人(410名)に、DIYで行ったクルマのカスタマイズを聞いたところ、「ライトバルブ(電球)交換」(37.1%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー装着」(32.7%)、「車内灯交換」(29.0%)、「シートカバー装着」(25.4%)、「ステアリング交換・ステアリングカバー装着」(24.4%)が続いた。
パーツの購入場所は、「カー用品店」がダントツ、2位「ネット通販」
また、DIYでクルマをカスタマイズした際、どこでパーツを購入したか聞いたところ、「カー用品店」(69.8%)が突出して高くなった。クルマのDIYについて、店員さんとコミュニケーションを取りながらパーツ選びをしたという人が多いのかもしれない。次いで高くなったのは、「ネット通販」(48.8%)、「ホームセンター」(22.0%)、「パーツ専門店」(20.5%)、「ネットオークション」(18.5%)だった。
購入したことがあるパーツ・アクセサリーは、純正品「ホイール」「カーナビ」「エアロパーツ」、社外品「ホイール」「ドライブレコーダー」「カーナビ」
クルマのカスタマイズに使用するパーツ・アクセサリーについて質問した。全回答者(1,000名)に、これまでに購入したことがあるパーツ・アクセサリーを聞いたところ、【純正パーツ・アクセサリー(※)】では「ホイール」(26.8%)が最も高くなり、「カーナビ」(21.3%)、「エアロパーツ」(13.4%)、「ドライブレコーダー」(13.1%)、「カーオーディオ」(13.0%)が続いた。
※「純正パーツ・アクセサリーとは自動車メーカーによって販売されているパーツ・アクセサリー」と説明を付して聴取。
【社外品のパーツ・アクセサリー(※)】では「ホイール」(41.2%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー」(32.0%)、「カーナビ」(30.6%)、「カーオーディオ」(24.9%)、「マフラー」(16.5%)が続いた。
※「社外品のパーツ・アクセサリーとは自動車メーカー以外によって販売されているパーツ・アクセサリー」と説明を付して聴取。
パーツ・アクセサリーに対するイメージ--純正品「安心感がある」「品質が良い」、社外品「価格が手ごろ」「デザインが良い」
パーツ・アクセサリーに対するイメージを聞いたところ、【純正パーツ・アクセサリー】では「安心感がある」(64.7%)が突出して高い。“メーカーの純正品"であることに信頼を寄せている人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「品質が良い」(44.9%)、「クルマと一体感がある」(36.6%)、「安全性が高い」(26.3%)、「保証が充実している」(20.0%)だった。
【社外品のパーツ・アクセサリー】では「価格が手ごろ」(50.7%)が最多に。リーズナブルな価格で手に入る点を評価している人が多いようだ。次いで高くなったのは「デザインが良い」(38.1%)、「種類が豊富」(37.5%)、「気軽に利用できる」(20.3%)、「機能・スペックが高い」(18.8%)だった。
クルマのカスタマイズに関する情報の入手経路--1位「自動車メーカーのサイト」2位「純正パーツ・アクセサリーメーカーのサイト」3位「YouTube」
全回答者(1,000名)にクルマのカスタマイズに関する情報を何から得ているか聞いたところ、「自動車メーカーのサイト」(28.2%)が最も高くなり、「純正パーツ・アクセサリーメーカーのサイト」(24.6%)、「YouTube」(23.2%)、「自動車情報サイト(カスタマイズ情報サイト除く)」(22.8%)、「カスタマイズ情報サイト」(19.2%)が続いた。
男女別にみると、男性では「自動車情報サイト(カスタマイズ情報サイト除く)」が30.6%、「カスタマイズ情報サイト」が28.2%と、女性(順に15.0%、10.2%)と比べて15ポイント以上高くなり、女性では「家族」が19.6%と、男性(1.2%)と比べて15ポイント以上高くなっている。
年代別にみると、20代では「SNS(Instagram、Facebookなど)」(45.2%)が他の年代と比べ突出して高くなっている。20代には、SNSに載せられた写真や動画を観ながら、カスタマイズのイメージを膨らませている人が多いのかもしれない。
「長期間納車待ちをする新車を購入するなら中古車で車両価格を抑えカスタマイズを楽しみたい」20代では55%
全回答者(1,000名)に、クルマのカスタマイズに関する意識について質問した。まず、【長期間納車待ちをする新車を購入するなら、中古車で車両価格を抑えカスタマイズを楽しみたい】では「非常にそう思う」が8.6%、「どちらかといえばそう思う」が28.4%で、合計した『そう思う(計)』は37.0%となった。長期間の納車待ちの必要がなく費用も抑えられる中古車の購入で、自分なりのカスタマイズを楽しみたいと考えている人は少数派のようだ。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代(54.8%)では半数を超えた。20代には、自分好みのクルマになるべく早く乗りたいと考えている人が多いのではないだろうか。
ドライブデートは「見た目をカッコよくカスタマイズしているクルマでしたい」57%、「車内を快適空間にカスタマイズしているクルマでしたい」75%
ドライブデートについて聞いたところ、【ドライブデートは見た目をカッコよくカスタマイズしているクルマでしたい】では『そう思う(計)』は56.5%となった。
男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性では60.8%と、女性(52.2%)と比べて8.6ポイント高くなった。年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は20代(69.4%)が最も高かった。
また、【ドライブデートは車内を快適空間にカスタマイズしているクルマでしたい】では『そう思う(計)』は74.5%となった。車内にカスタマイズを施し、リラックスできる環境に仕上げたクルマでドライブデートを楽しみたいと考えている人が多いのではないだろうか。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代(95.2%)が突出して高くなった。
「コロナ禍の旅行ではホテルより車中泊仕様のクルマに泊まりたい」アウトドア系カスタマイズをした人では62%
コロナ禍の旅行について聞いたところ、【コロナ禍の旅行ではホテルに泊まるより車中泊仕様のクルマに泊まりたい】では『そう思う(計)』は27.1%となった。
カスタマイズのタイプ別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、アウトドア系カスタマイズ(61.5%)が突出して高くなった。
「車中泊仕様にカスタマイズすることは防災対策の1つだと思う」アウトドア系カスタマイズをした人では84%
また、防災について聞いたところ、【車中泊仕様にカスタマイズすることは防災対策の1つだと思う】では『そう思う(計)』は63.6%となった。
カスタマイズのタイプ別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、こちらもアウトドア系(83.8%)が高い。アウトドア系のカスタマイズをした人には、車中泊仕様へのカスタマイズに防災対策の側面があると感じる人が多いようだ。
今後行いたいカスタマイズTOP3、「ホイール交換」「ドライブレコーダー装着」「ホイールのインチアップ・インチダウン」
全回答者(1,000名)に、今後、どのようなカスタマイズを行いたいと思うか聞いたところ、「ホイール交換」(20.1%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー装着」(18.8%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(12.6%)、「カーナビ交換」(11.9%)が続いた。タイヤまわりを自分好みの仕様にしたり、車載機器をアップグレードしたりすることで、カーライフを楽しみたいと考えている人が多いのかもしれない。
男女別にみると、男性では「ホイール交換」が23.2%、「ドライブレコーダー装着」が22.4%、「ホイールのインチアップ・インチダウン」が15.4%、「エアロパーツ装着」が12.8%、「マフラー交換」が12.6%と、女性(順に17.0%、15.2%、9.8%、6.4%、3.6%)と比べて5ポイント以上高くなった。
最後に、全回答者(1,000名)に、“カスタマイズカー"をテーマに、イメージに合う芸能人について質問した。
アウトドア系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人--1位「ヒロミ」、2位「ヒロシ」、3位「所ジョージ」
アウトドア系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、自分流のアウトドア系カスタマイズをSNSで紹介している「ヒロミさん」が1位となり、2位「ヒロシさん」、3位「所ジョージさん」と続いた。
レトロ系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人、TOP5は「所ジョージ」「ヒロミ」「岩城滉一」「小峠英二」「千原ジュニア」
レトロ系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、レトロなクルマを多く所有し、本格的なカスタマイズを施すことで知られる「所ジョージさん」がダントツに。以降、2位「ヒロミさん」、3位「岩城滉一さん」、4位「小峠英二さん」「千原ジュニアさん」と、レトロなクラシックカーやヴィンテージカーが似合う芸能人が多く挙がった。
ラグジュアリー系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人、男性芸能人1位は「ROLAND」、女性芸能人1位は「叶姉妹」
また、ラグジュアリー系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、男性芸能人では1位「ROLANDさん」、2位「木村拓哉さん」、3位「GACKTさん」、女性芸能人では1位「叶姉妹」、2位「デヴィ・スカルノさん」、3位「池田美優さん」と、豪華で華やかなクルマが似合いそうな芸能人が多く挙がっている。
同調査は2022年5月10日〜5月12日の3日間、自分のクルマを「カスタマイズ」したことのある20歳〜69歳のドライバー1,000人にインターネットリサーチで実施した。調査協力機関はネットエイジア。なお「カスタマイズ」とは、「パーツを装着・交換することやボディをアレンジすること、内装をアレンジすること」と説明を付して調査を行っている。
まず、全回答者(1,000名)に、これまでに行ったことがあるカスタマイズを聞いたところ、「ホイール交換」(48.2%)と「ドライブレコーダー装着」(47.4%)が高くなり、「カーナビ交換」(34.3%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(28.5%)、「ライトバルブ(電球)交換」(26.7%)、「オーディオユニット・スピーカー交換」(24.9%)が続いた。タイヤまわりや車載機器、電装系、音響系のカスタマイズを行ったという人が多いようだ。
男女別にみると、男性では「ホイール交換」が59.8%、「ホイールのインチアップ・インチダウン」が38.6%、「ライトバルブ(電球)交換」が40.0%と、女性(順に36.6%、18.4%、13.4%)と比べて20ポイント以上高くなった。
これまでに行ったことがあるカスタマイズのタイプ、「オーディオ・音響系」(30.5%)が最多に
次に、これまでに行ったことがあるクルマのカスタマイズのタイプにあてはまるものを聞いたところ、「オーディオ・音響系」(30.5%)が最多に。音響にこだわり、高音質のサウンドと一緒にドライブを楽しみたいと考えている人が多いようだ。
次いで高くなったのは、「ラグジュアリー系」(22.1%)、「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(18.7%)、「サーキット系」(12.4%)、「アウトドア系(キャンプ仕様・車中泊仕様の内装カスタマイズ)」(11.7%)だった。
男女別にみると、男性では「サーキット系」が19.4%と、女性(5.4%)と比べて14.0ポイント高くなった。年代別では、20代と30代では「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」(順に29.0%、23.9%)が他の年代と比べて高くなった。若年層には、ワイルドさを演出するようなカスタマイズに関心を持っている人が多い傾向がうかがえる。
クルマをカスタマイズした目的--「外観を自分好みにする」42%、「車内を快適にする」30%、「運転しやすくする」28%
では、どのような目的でクルマをカスタマイズした人が多いのだろうか。
自分のクルマをカスタマイズした目的を聞いたところ、「外観を自分好みにする」(42.2%)が最多となった。見ているだけでも気分が上がるようなクルマに仕上げたいという人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは「車内を快適にする」(30.4%)、「運転しやすくする」(27.8%)、「車内の雰囲気を変える」(24.5%)、「安全性を高める」(24.1%)だった。
男女別にみると、男性では「運転しやすくする」が33.2%、「速くする・加速をよくする」が21.6%と、女性(順に22.4%、5.2%)と比べて10ポイント以上高くなった。年代別では、20代・30代では「乗り心地をよくする」(順に27.4%、29.0%)、50代では「カーオーディオの音質を高める」(23.9%)、60代では「安全性を高める」(33.3%)が他の年代と比べて高い。
これまでにクルマのカスタマイズに総額でいくらくらい使った?--平均53.0万円
全回答者(1,000名)に、これまでにクルマのカスタマイズに総額でいくらくらい使ったか聞いたところ、「5万円未満」(15.3%)や「10万円〜15万円未満」(13.7%)、「50万円〜100万円未満」(15.3%)などに回答が分散し、平均は53.0万円だった。他方、「500万円以上」は1.4%と、車両本体価格を超えるような価格帯の回答もみられた。
カスタマイズのタイプ別にみると、これまでにクルマのカスタマイズに使った総額の平均は、ドリフト系(181.6万円)が最も高くなり、サーキット系(145.0万円)、ローライダー・ハイドロ系(136.3万円)が続いた。
クルマのカスタマイズで、マイカーへの満足度が大幅アップ!
クルマをカスタマイズすることで満足度はどのように変化したのだろうか。全回答者(1,000名)にクルマへの満足度を聞いたところ、【カスタマイズ前の満足度】では「50点〜60点未満」(14.8%)や「70点〜80点未満」(19.4%)、「80点〜90点未満」(28.8%)に多くの回答が集まり、平均は66.9点だった。
一方、【カスタマイズ後の満足度】では「80点〜90点未満」(21.6%)や「90点〜100点未満」(30.8%)、「100点」(31.6%)に多くの回答が集まり、平均は84.5点となった。
満足度の平均の変化をみると、カスタマイズ前66.9点→カスタマイズ後84.5点と17.6点上昇。マイカーを自分好みにカスタマイズすることで、愛着が深まったという人が多いのではないだろうか。
カスタマイズのタイプ別にみると、クルマへの満足度の上昇幅はローライダー・ハイドロ系が24.4点(59.8点→84.2点)で最も大きくなり、レトロ系が19.9点(61.2点→81.1点)、サーキット系とドリフト系が18.5点(順に69.2点→87.7点、66.5点→85.0点)で続いた。
クルマのカスタマイズに関する経験は「予想以上にお金がかかる」がダントツ
全回答者(1,000名)に、クルマのカスタマイズに関してこれまでにどのような経験をしたことがあるか聞いたところ、「予想以上にお金がかかる」(29.3%)が突出して高くなった。見積もりを受け取って金額に驚いた人や、ほしいパーツ・必要なパーツが増え当初の予定よりも金額が高くなった人が多かったのではないだろうか。
次いで高くなったのは、「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(14.2%)、「カスタマイズ部分を友人・知人にアピールする」「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(いずれも13.8%)、「つけても意味がなかったパーツ・アクセサリーがある」(11.0%)だった。
年代別にみると、20代では「カスタマイズする場所がどんどん広がる」(12.9%)と「走ることよりカスタマイズすることが好きになる」(11.3%)、30代では「カスタマイズしているクルマがあるとチェックする」(21.7%)と「カスタマイズ後にカスタマイズ部分の写真を撮る」(21.0%)が他の年代と比べて高くなっている。
「クルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある」41%、ドリフト系では68%に
次に、DIYで行うカスタマイズについて質問した。全回答者(1,000名)に、これまでにクルマのカスタマイズをDIYで行ったことはあるか聞いたところ、「ある」は41.0%、「ない」は59.0%となった。専門業者に依頼するのではなく、自身でパーツや材料を買って、自分の手でカスタマイズを行ったことがあるという人は少なくないようだ。
カスタマイズのタイプ別にみると、クルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある人の割合は、ドリフト系(68.2%)が最も高くなり、サーキット系(64.5%)、ローライダー・ハイドロ系(62.2%)、アウトドア系(54.7%)が続いた。
DIYで行ったカスタマイズTOP3は「ライトバルブ(電球)交換」「ドライブレコーダー装着」「車内灯交換」
これまでにクルマのカスタマイズをDIYで行ったことがある人(410名)に、DIYで行ったクルマのカスタマイズを聞いたところ、「ライトバルブ(電球)交換」(37.1%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー装着」(32.7%)、「車内灯交換」(29.0%)、「シートカバー装着」(25.4%)、「ステアリング交換・ステアリングカバー装着」(24.4%)が続いた。
パーツの購入場所は、「カー用品店」がダントツ、2位「ネット通販」
また、DIYでクルマをカスタマイズした際、どこでパーツを購入したか聞いたところ、「カー用品店」(69.8%)が突出して高くなった。クルマのDIYについて、店員さんとコミュニケーションを取りながらパーツ選びをしたという人が多いのかもしれない。次いで高くなったのは、「ネット通販」(48.8%)、「ホームセンター」(22.0%)、「パーツ専門店」(20.5%)、「ネットオークション」(18.5%)だった。
購入したことがあるパーツ・アクセサリーは、純正品「ホイール」「カーナビ」「エアロパーツ」、社外品「ホイール」「ドライブレコーダー」「カーナビ」
クルマのカスタマイズに使用するパーツ・アクセサリーについて質問した。全回答者(1,000名)に、これまでに購入したことがあるパーツ・アクセサリーを聞いたところ、【純正パーツ・アクセサリー(※)】では「ホイール」(26.8%)が最も高くなり、「カーナビ」(21.3%)、「エアロパーツ」(13.4%)、「ドライブレコーダー」(13.1%)、「カーオーディオ」(13.0%)が続いた。
※「純正パーツ・アクセサリーとは自動車メーカーによって販売されているパーツ・アクセサリー」と説明を付して聴取。
【社外品のパーツ・アクセサリー(※)】では「ホイール」(41.2%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー」(32.0%)、「カーナビ」(30.6%)、「カーオーディオ」(24.9%)、「マフラー」(16.5%)が続いた。
※「社外品のパーツ・アクセサリーとは自動車メーカー以外によって販売されているパーツ・アクセサリー」と説明を付して聴取。
パーツ・アクセサリーに対するイメージ--純正品「安心感がある」「品質が良い」、社外品「価格が手ごろ」「デザインが良い」
パーツ・アクセサリーに対するイメージを聞いたところ、【純正パーツ・アクセサリー】では「安心感がある」(64.7%)が突出して高い。“メーカーの純正品"であることに信頼を寄せている人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「品質が良い」(44.9%)、「クルマと一体感がある」(36.6%)、「安全性が高い」(26.3%)、「保証が充実している」(20.0%)だった。
【社外品のパーツ・アクセサリー】では「価格が手ごろ」(50.7%)が最多に。リーズナブルな価格で手に入る点を評価している人が多いようだ。次いで高くなったのは「デザインが良い」(38.1%)、「種類が豊富」(37.5%)、「気軽に利用できる」(20.3%)、「機能・スペックが高い」(18.8%)だった。
クルマのカスタマイズに関する情報の入手経路--1位「自動車メーカーのサイト」2位「純正パーツ・アクセサリーメーカーのサイト」3位「YouTube」
全回答者(1,000名)にクルマのカスタマイズに関する情報を何から得ているか聞いたところ、「自動車メーカーのサイト」(28.2%)が最も高くなり、「純正パーツ・アクセサリーメーカーのサイト」(24.6%)、「YouTube」(23.2%)、「自動車情報サイト(カスタマイズ情報サイト除く)」(22.8%)、「カスタマイズ情報サイト」(19.2%)が続いた。
男女別にみると、男性では「自動車情報サイト(カスタマイズ情報サイト除く)」が30.6%、「カスタマイズ情報サイト」が28.2%と、女性(順に15.0%、10.2%)と比べて15ポイント以上高くなり、女性では「家族」が19.6%と、男性(1.2%)と比べて15ポイント以上高くなっている。
年代別にみると、20代では「SNS(Instagram、Facebookなど)」(45.2%)が他の年代と比べ突出して高くなっている。20代には、SNSに載せられた写真や動画を観ながら、カスタマイズのイメージを膨らませている人が多いのかもしれない。
「長期間納車待ちをする新車を購入するなら中古車で車両価格を抑えカスタマイズを楽しみたい」20代では55%
全回答者(1,000名)に、クルマのカスタマイズに関する意識について質問した。まず、【長期間納車待ちをする新車を購入するなら、中古車で車両価格を抑えカスタマイズを楽しみたい】では「非常にそう思う」が8.6%、「どちらかといえばそう思う」が28.4%で、合計した『そう思う(計)』は37.0%となった。長期間の納車待ちの必要がなく費用も抑えられる中古車の購入で、自分なりのカスタマイズを楽しみたいと考えている人は少数派のようだ。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代(54.8%)では半数を超えた。20代には、自分好みのクルマになるべく早く乗りたいと考えている人が多いのではないだろうか。
ドライブデートは「見た目をカッコよくカスタマイズしているクルマでしたい」57%、「車内を快適空間にカスタマイズしているクルマでしたい」75%
ドライブデートについて聞いたところ、【ドライブデートは見た目をカッコよくカスタマイズしているクルマでしたい】では『そう思う(計)』は56.5%となった。
男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性では60.8%と、女性(52.2%)と比べて8.6ポイント高くなった。年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は20代(69.4%)が最も高かった。
また、【ドライブデートは車内を快適空間にカスタマイズしているクルマでしたい】では『そう思う(計)』は74.5%となった。車内にカスタマイズを施し、リラックスできる環境に仕上げたクルマでドライブデートを楽しみたいと考えている人が多いのではないだろうか。
年代別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、20代(95.2%)が突出して高くなった。
「コロナ禍の旅行ではホテルより車中泊仕様のクルマに泊まりたい」アウトドア系カスタマイズをした人では62%
コロナ禍の旅行について聞いたところ、【コロナ禍の旅行ではホテルに泊まるより車中泊仕様のクルマに泊まりたい】では『そう思う(計)』は27.1%となった。
カスタマイズのタイプ別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、アウトドア系カスタマイズ(61.5%)が突出して高くなった。
「車中泊仕様にカスタマイズすることは防災対策の1つだと思う」アウトドア系カスタマイズをした人では84%
また、防災について聞いたところ、【車中泊仕様にカスタマイズすることは防災対策の1つだと思う】では『そう思う(計)』は63.6%となった。
カスタマイズのタイプ別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、こちらもアウトドア系(83.8%)が高い。アウトドア系のカスタマイズをした人には、車中泊仕様へのカスタマイズに防災対策の側面があると感じる人が多いようだ。
今後行いたいカスタマイズTOP3、「ホイール交換」「ドライブレコーダー装着」「ホイールのインチアップ・インチダウン」
全回答者(1,000名)に、今後、どのようなカスタマイズを行いたいと思うか聞いたところ、「ホイール交換」(20.1%)が最も高くなり、「ドライブレコーダー装着」(18.8%)、「ホイールのインチアップ・インチダウン」(12.6%)、「カーナビ交換」(11.9%)が続いた。タイヤまわりを自分好みの仕様にしたり、車載機器をアップグレードしたりすることで、カーライフを楽しみたいと考えている人が多いのかもしれない。
男女別にみると、男性では「ホイール交換」が23.2%、「ドライブレコーダー装着」が22.4%、「ホイールのインチアップ・インチダウン」が15.4%、「エアロパーツ装着」が12.8%、「マフラー交換」が12.6%と、女性(順に17.0%、15.2%、9.8%、6.4%、3.6%)と比べて5ポイント以上高くなった。
最後に、全回答者(1,000名)に、“カスタマイズカー"をテーマに、イメージに合う芸能人について質問した。
アウトドア系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人--1位「ヒロミ」、2位「ヒロシ」、3位「所ジョージ」
アウトドア系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、自分流のアウトドア系カスタマイズをSNSで紹介している「ヒロミさん」が1位となり、2位「ヒロシさん」、3位「所ジョージさん」と続いた。
レトロ系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人、TOP5は「所ジョージ」「ヒロミ」「岩城滉一」「小峠英二」「千原ジュニア」
レトロ系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、レトロなクルマを多く所有し、本格的なカスタマイズを施すことで知られる「所ジョージさん」がダントツに。以降、2位「ヒロミさん」、3位「岩城滉一さん」、4位「小峠英二さん」「千原ジュニアさん」と、レトロなクラシックカーやヴィンテージカーが似合う芸能人が多く挙がった。
ラグジュアリー系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人、男性芸能人1位は「ROLAND」、女性芸能人1位は「叶姉妹」
また、ラグジュアリー系のカスタマイズカーが似合うと思う芸能人を聞いたところ、男性芸能人では1位「ROLANDさん」、2位「木村拓哉さん」、3位「GACKTさん」、女性芸能人では1位「叶姉妹」、2位「デヴィ・スカルノさん」、3位「池田美優さん」と、豪華で華やかなクルマが似合いそうな芸能人が多く挙がっている。