フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。そんな志麻さんのライフスタイルマガジン『a table SHIMA vol.2 夏号』が本日発売に。今回のテーマは「夏をもっとおいしく!」。ここでは、志麻さんのおすすめのコストコ食材と、食べきりメニューをご紹介。大容量でおいしい「サーモン」を余すことなく使いきるコツは必見です!

志麻さんおすすめのコストコ食材&活用法!おトクにおいしく使いきる

コストコが大好きな志麻さんは、月に一度はテーマパーク感覚で訪れるそう。「どれも量が多すぎて、使いきれない…」なんて声も聞きますが、「大容量だからこそ、贅沢に楽しむことができておすすめです!」と志麻さんは話します。

コストコの大容量食材を食べきるコツ&絶品メニューも<写真>

上手に使いこなせば、食卓はおトクに華やかに。志麻さん式のコストコ食材のおいしく賢い活用法をご紹介します。

 

●サーモンは調理法を変えて3日間で食べる

なんでもビッグサイズが楽しいコストコ。鮮魚コーナーのサーモンも、「いったいだれが食べるんだろう?」という声が聞こえてくるくらい大きいんです。でも、サーモン好きのタサン家は、むしろこのくらいないとものたりないそう。

「夫婦ふたりと小さい子どもたちでペロリです。お刺身用と言われると、1日で食べきらなくてはと思うかもしれませんが、火を入れてもいいし、塩漬けにすれば2日後でもお刺身感覚でおいしく食べられます」

 

ビッグサイズのサーモンを3日間で食べきるコツ

サーモンを最後までおいしく食べきるために、買ってきたらまずは下処理をします。

●使いやすい大きさに切る

・薄い部位をカット

厚みを均等にした方が料理に使いやすいので、腹骨の周りの薄い部分を切り分けます。ここは脂が多く、濃厚でおいしい部分でもあるので、漬け丼などに使うのがおすすめ。

・つくる料理を考えて適当な大きさに切る

向かって右が頭側で脂が多め。そのうま味を生かしたマリネやカルパッチョが向いています。左の身が厚い尾側は、切り身として使うといいですよ。

 

●マリネ用を仕込む

すぐに食べきれない分は塩漬けにすることで、3日目まで保存でき、おいしく食べることができます。

・塩漬けにして冷蔵庫へ

ボウルに、サーモンの重量の10%の塩、サーモンの重量の1%の砂糖、コショウ少々を混ぜ合わせ、サーモンの両面にふる。ラップでぴっちりと包み、冷蔵庫でひと晩寝かせる。

この作業は、買ってきた当日でも、翌日でもOK。買ってきた当日に作業をして3日目に食べる場合は、塩漬けした翌日にサーモンの周りについた調味料をさっと洗い流し、たっぷりの水を入れたボウルの中で30分ほど塩抜きをする。ボウルの水を替え、好みの塩加減になるまでときどき味をみながら、さらに30分ほど塩抜きをしてください。

ペーパータオルで水けをふき、オリーブオイルを全体に塗ってラップでぴっちり包んで冷蔵保存しておく。食べる当日はカットするだけ!

まずは生で。フレッシュな味を楽しむメニュー2品

処理をしたサーモンは、まずは生で新鮮な味を楽しんで! 華やかなカルパッチョやお昼ごはんにもぴったりの丼もおすすめですよ。

●サーモンのカルパッチョ

包丁を寝かせ、一気に引くときれいに切ることができますよ。レモンでマリネした玉ねぎと一緒に食べるサーモンは絶品!

 

●サーモンの漬け丼

手早くできてお昼ごはんにもぴったりの漬け丼。脂がのったサーモン+濃厚アボカドのコクがたまりません。

生で新鮮さを楽しんだあとは、蒸したり揚げたりしてメインおかずに。さらに、塩漬けで凝縮させたうま味たっぷりのサーモンを味わう、といったように楽しみ方は無限大!