40代のものの持ち方。器や入れ物は「専用」をやめて「兼用」でラクに
整った部屋への第一歩は、持ちものの見直しから。使っていないものや不要なものを手放し、本当に使うものだけを持つようにすれば管理はグッとラクになります。「ひとつのもので何役かこなせれば、持ち物はもっと減らせます!」と話すのはライフオーガナイザーの大塚彬子(あこ)さん。今回は、大塚さんが用途を兼ねて持っているものをいくつかご紹介します。
ジャグは花器としても収納としても使えて便利!
ライフオーガナイザーのほか、インテリアコーディネーターや一級建築士の資格も持っている大塚さん。普段からものをあまり増やさないように心がけているそうです。
「ものを買うときは、なるべく用途が兼ねられるものを。わが家にはリビングやキッチンで何通りもの使い方をしている愛用アイテムがあります」
●ジャグを普段づかいして「しまい込まない」
「陶器製のジャグです。これは北欧のブランド、ケーラーのウルスワです。Lサイズを使っています。水差しとして使うものですが、私は花器としての使い方も気に入っています」
ジャグは注ぎ口があるおかげで花の位置が固定されやすいため、初心者にもおすすめの花器のひとつ。
「白を選んでいるということもありますが、なにを飾っても、家のどの場所に置いてもサマになります。口が大きいから、洗いやすいというのもポイントです」
ジャグは収納用品として使うのもアリ。カトラリーやキッチンツールを入れておくのにも重宝します。花器として使っていないときでもしまい込むことなく、活躍できるアイテムになりそうです。
使いまわしの効く食器ブランド、おすすめはイッタラ
大塚さんは、食器もなるべく増やさず使いまわしできるサイズや形状のものを選んでいます。最もおすすめなのは、北欧ブランドのイッタラ。
「イッタラはボウルもプレートも持っています。なかでもスクエアの16cm×16cmはとくに使いやすい!」
●じつは「赤い器」が便利!おせちの盛りつけにも
「メインおかずを入れやすい、少し深さのあるフォルム。グラタンやカレー、パスタなどなんにでも使っています。オーブンOKなので、このプレートでケーキを焼くこともあります」
赤い器を選ぶのは勇気がいるかもしれませんが、大塚さんによるとじつは料理がよく映えるカラーなんだそう。
「赤はクリスマスやバレンタインでもよく使われる色ですよね。もちろんお正月も! 私はおせち料理を盛りつけるのにもこの器を使っています。重箱はなかなか出番がないから持っていません。普段使いのスクエアプレートがあれば十分です」
ものは、たくさん持っているほど管理が大変になるもの。収納スペースも圧迫します。でも工夫しだいで持ち物を厳選することは可能! 大塚さんのテクニック、ぜひ真似してみてくださいね。