森川葵さんが『ナンバMG5』で演じるキャラと「同級生だったら友達にならない」という理由
話題のドラマ『ナンバMG5』で、主人公の難破剛(間宮祥太朗)が思いを寄せるヒロイン・深雪を演じている森川葵さん。ドラマの見どころや、演技への向き合い方について伺いました。
森川葵さんインタビュー「深雪と私は、けっこう似ているところも多いです」
高校生役と聞いて、制服はキツいなと思ったんです。でも、これが最後の制服姿になるかもしれないし、写真をたくさん撮ってSNSにあげたら、いい思い出になるかもと考えるようになりました。ただ、10歳近く若い役を演じるのはやっぱり大変で…。画面に映ったときの肌の質感が全然違うんですよ。ちょっとでもお肌がプルンと見えるように、スキンケアにはとても気をつかっています(笑)」
間宮祥太朗さん主演の“脱ヤンキー”ドラマ『ナンバMG5』で、筋金入りのヤンキー一家に育った主人公の難破剛(間宮)が、普通の高校生活に憧れて入学した白百合高校の同級生で、同じ美術部に所属する藤田深雪を演じている森川葵さん。剛が思いを寄せるヒロインです。
「深雪は、初めは、よくいるかわいい“ザ・ヒロイン”みたいな女の子でしたが、話が進んでいくにつれて、ただの清純なヒロインではない一面が明かされていく役どころ。そのギャップがおもしろいなと思ったので、最初は清楚に見えるように意識しました」
暴力や曲がったことが大嫌いという正義感の強さをもちながら、自分のかわいらしさを平然と肯定するという天然さをもつ深雪は、アンバランスさが魅力のキャラクターです。
「深雪と私は、けっこう似ているところも多いです。絶対に踏み込んでいかない方がいいという場面でも、つい興味が湧いて足を踏み入れてしまったり…。ただ、同級生だったら友達にはならないかも。キャラがかぶっているので(笑)」
●試行錯誤するうちに、深雪というキャラクターをつかめました
そんな深雪を演じるうえで、監督の本広克行さんから、さまざまなリクエストがあったそう。
「監督から、『森川さんは、女性のファンが多いと思いますが、今回は男性にも好きになってもらえるようなヒロインにしましょう』と言われました。お芝居では、いろいろな表情を要求されて、納得できるまで何回も撮り直したこともあります。一瞬の表情のなかに、真顔と笑顔を混ぜてほしいと言われたときは、難しいと思いましたが、いくつか試していたらOKになりました(笑)。でも、こうやって試行錯誤を繰り返していくうちに、深雪というキャラクターをつかめたと思います」
家族の前ではバリバリのヤンキー、学校ではまじめな高校生という二重生活を送る剛が、“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう波乱万丈の物語。男同士の友情や、ヤンキー同士のケンカを描きながら、悩める高校生たちの青春をコメディタッチで描く本作は、多くの人の青春時代に重なるところがあるのではないでしょうか。
「普通の格好をしていても、熱い思いをもって、仲間意識が強いのが今のヤンキーのような気がします。ドラマのようなわかりやすいヤンキーは、現実にはいないかもしれないけれど…。家族の期待を背負った剛が、これからどんな方向へ進んでいくのか。最後まで見届けていただけるとうれしいです」
INFORMATION
『ナンバMG5』
毎週水曜 夜10時
フジテレビ系 全国ネット放送中
https://www.fujitv.co.jp/nanbaMG5/