豚こま肉が一気においしくなる小ワザ6つ。主役級の味わいに
調理しやすくていつも安価な豚こま。とはいえ、「焼きムラができる」「お肉がかたい」といったことはありませんか。そこで、料理研究家の小田真規子さんに、豚こまをおいしくするワザを教えてもらいました!
豚こまがおいしくなるスゴワザ6つ!
なにかと便利で、食卓への登場回数も多い豚こま。「また炒めもの?」の家族のざんねんな声を歓喜に変える、即戦力の工夫を紹介します。
●豚こまのお悩み1:あれ、ここまだ焼けてない…とムラがある
【ムラあり豚】とは?
くしゃっとなって重なりやすく、火どおりにムラが出てしまう豚。均一に火がとおればおいしいのに…といつもざんねんがられている。形や調理法で、火を入りやすくするのがコツ!
●豚こまのスゴワザ1:平らに成形する
食べごたえを出そうと丸めると、より加熱ムラが…。そんなときは、平らに押してまとめて。ぐっと火がとおりやすくなりますよ。
●豚こまのスゴワザ2:煮物や揚げ物に
定番の炒め物は加熱ムラが出やすいので、調理法をチェンジ! しっかりと加熱できる揚げ物や煮物にして火どおりを均一にしちゃいましょう。
●豚こまのお悩み2:なんだか物たりない
【ショボショボ豚】とは?
“こま”という立場上、どうしても物たりなさが指摘されてしまう、切ない豚。主役に! とのアピールも虚しく、いつも脇役止まり。ほかの食材の力も借りることで、主役級のおいしさに!
●豚こまのスゴワザ3:粗びきのひき肉として使う
刻んでひき肉代わりに使えば、肉感たっぷりのひき肉料理が完成。
あれば豚バラ肉を少したして脂を補うと、さらにおいしくなります。
●豚こまのスゴワザ4:パンチのある食材と合わせる
アスパラやパプリカなど食感や味に存在感のある食材と組み合わせることで、チープ感を払拭。料理自体を主役級に格上げ!
●豚こまのお悩み3:水分補給求む!ボソボソ食感
【ボソボソ豚】とは?
かたく、ボソボソした食感がざんねんな豚。さまざまな部位が入っているので、脂身も片寄り、水分が抜けやすいが悩み。そんなボソボソ豚も、ひと手間かければ、やわらかく変身!
●豚こまのスゴワザ5:粉をまとわせる
意外と赤身が多く、水分が逃げやすいのがかたくなる原因です。小麦粉や片栗粉でしっかりとコーティングして水分をキープ!
●豚こまのスゴワザ6:肉を広げて焼かない
大きく広げて焼きがちですが、火の当たりが強すぎて逆効果に! 肉は軽くまとめ、濃いめのタレと合わせるのが◎。
ご紹介したスゴワザを組み合わせると、おいしい豚こまに変身しますよ!