古い一軒家に、趣ある家具と鮮やかな植物、そしてネコ3匹:インスタグラマーの暮らし
夫が祖母から受け継いだ古い一軒家に、家族とネコ3匹とともに暮らすインスタグラマー・雨麦茶さん。ケンカもするけど仲よしなネコたちのおちゃめな投稿が人気です。そんな、雨麦茶さんにインタビュー。住まいと調和したヴィンテージ家具、そして、写真の背景を彩るおしゃれなインテリアや観葉植物。おしゃれなインテリアに注目です。
Q1.どんな家にお住まいですか?
A.夫の祖母が住んでいた築60〜70年くらいの木造2階建ての家があいていたので、東京から引っ越してきました。当初は天井や水回りにかなり傷みがあって、床が抜けている部分も…。
数年で東京に戻る予定でいたため、ひとまず住める程度になればいいと考えて、基礎的な部分だけリフォーム会社に修理してもらいました。住みながら、DIYで砂壁だった壁に漆喰やペンキを塗ったりもしています。
Q2.それぞれのネコとの出会いは?
A.麦と雨は3年前に夫がネットで見つけた譲渡会で出会った兄弟。私はどちらかというと犬を飼いたかったのですが、ネコを飼いたいという子どもたちの希望もあって譲渡会に家族で参加してみました。
そこで、当時4か月くらいだった雨麦兄弟に出会って、すぐに飼うつもりはなかったのですが、かわいくてそのまま家族として迎えることに。
その1年後に茶々も加わって3匹になりました。
Q3.どんなタイミングで撮影をしていますか?
A.3匹そろった写真を狙ったとしても、全員そろうことはほとんどないんです。来てほしいところに来てくれないし、目線をもらうのも難しいし。茶々なんかはとくに座ってじっとさせておくのは無理で…。
なので、シャッターチャンスをねらってカメラを構えて待っているというよりは、「かわいいな」と思ったときに、スマホが近くにあればパッと撮影する、ということが多いです。
今年の干支である張り子のトラが気になる茶々。
怖がりの雨。雷の日にキャットウォークに避難しているところ。
茶々は麦が大好きで、2匹はいつも一緒。ダイニングに設置したキャットウォークで、仲よく鳥を観察中。
Q4.反響のあった投稿、気に入っている投稿は?
A.黒ネコが表紙の本を以前から持っていて、「雨と似ているなあ」と。この本をつくったスイスのデザイナー、AlbertoVieceliさんをタグづけして本と雨の写真を投稿したら、メンションを返してくれてすごくうれしかったです。上の写真は、雨が写真を撮らせてくれないので、壁に飾った本の表紙が雨の代理になった一枚(笑)。たくさんいいねをいただきました。
Q5.雨、麦、茶々。3匹の関係性は?
A.雨と麦2匹だけだった頃は麦のやんちゃがひどく、カーテンを破いたりプランターを倒して植物を折ったりと、とにかく暴れん坊で。でも、茶々が来てからは急にやさしくなって、破壊行動もなくなりました。
茶々は麦のことが大好き。よくちょっかいを出すので、たまに「シャー!」と怒られていますが、とても仲よし。それを横目に雨は自由気ままに過ごしていて、3匹とも全然性格が違うなと思います。
クモをそっと追いかける麦。動くものに興味津々。
迎え入れてすぐの頃の雨と麦。ラグのお掃除はインスタで知った「ぱくぱくローラー」を愛用。
Q6.ネコとの暮らしで気をつけていることは?
A.麦は子ども用のおもちゃとか風船とか、落ちているものをとにかくなんでも口に入れるので、床やテーブのル上にものを置きっぱなしにしないように気をつけています。
一度、風船がひとつ見当たらなくて、雨が飲み込んだんじゃないかと大騒ぎしたことも。本当になんでもパッと飲み込んでしまうので、もしかしたら子どもたちが赤ちゃんだったときよりも気をつけているかもしれません。
ケンカのあとも末っ子茶々は涼しい顔。長年、愛用中のヴィンテージチェストの上で。
Q7.インスタを始めてよかったこと、変わったことは?
A.インスタを始めたきっかけは、雨と麦を飼い始めたばかりだったので、当時まったく知らなかったネコの知識、たとえばネコグッズやエサのやり方、病気のことなどを知るためでした。身近にネコを飼っている人がいなかったので、ネコを通じたつながりや情報が欲しくて。
自分も発信することでフォロワーさんも増えて、今ではたくさんの人とつながることができ、いろいろなことをコメントやDMで教えてもらっています。