今年10月に県内で開かれる国体と全国障害者スポーツ大会に向け、ボランティアスタッフに「おもてなし」の心得を学んでもらおうと現役の客室乗務員(CA)が講師を務める研修会が開かれました。

いちご一会とちぎ国体と全国障害者スポーツ大会の期間中には選手や関係者など合わせておよそ80万人が県内を訪れると見込まれています。そのような中、ボランティアのスタッフは会場での受け付けや案内などを通して訪れた人を「おもてなし」する大きな役割を担っています。

今回の研修ではJAL(日本航空)の現役のCAが「マスク越しでも相手に伝わるおもてなし」というテーマで講演しました。これは地域活性化を目的にJALが都道府県ごとに任命する「ふるさと応援隊」の活動の一環です。

12日は宇都宮市出身の中三川あすかさんと、さくら市出身の鷹觜唯さんがお辞儀の仕方や物を相手に渡すときのしぐさなどについて実演を交えながら説明していきました。

それぞれ3年ぶり、4年ぶりに開かれる国体と障害者スポーツ大会。参加した人たちは「日本一のおもてなし」で選手などを栃木県に迎え入れることができるよう、熱心に耳を傾けていました。