今月15日の県民の日を前に11日、栃木県民の日のイベントが行われました。3年ぶりに県庁や県議会議事堂でセレモニーなどが開かれ、会場は多くの人でにぎわいました。

このイベントは明治6年、1873年6月15日に栃木県と宇都宮県が統合され、今の栃木県が誕生したのを記念して県が開催したものです。

県議会議事堂で行われたオープニングセレモニーで福田富一知事が「ふるさと栃木の明るい未来を県民と一緒に作りたい」とあいさつしました。

そして、今年10月に県内で開催されるいちご一会とちぎ国体と全国障害者スポーツ大会のPRも行われました。大会のマスコットキャラクターを務めるとちまるくんが栃木県選手団のユニホームを着て初登場したほか、宇都宮白楊高校ダンス部のおよそ30人が「いちご一会ダンス」で会場を盛り上げました。

一方、会場の外にもさまざまなブースが並びます。このうち防災・減災を体感できるコーナーでは県バス協会がバスの内部を煙で充満させ、換気性能の実験を行いました。コロナ禍で利用者の減少が目立つバスですが、路線バスはおよそ3分間、観光バスはおよそ5分間で車内の空気が入れ替わり換気性能の良さを訴えました。