農業を学ぶ高校生が最新設備を見学・体験 栃木県農業大学校
宇都宮市の栃木県農業大学校で10日、農業を学ぶ高校生を対象にしたオープンキャンパスが開かれ、県内7つの高校の3年生などおよそ70人が参加しました。
県農業大学校には「農業総合」と「畜産」、そして去年全国で初めて創設された「いちご」の3つの学科があります。座学と実習を同じ割合で実施しているのが特徴で専門性の高い知識と技術に加えて農業経営についても学んでもらうのが狙いです。
この日は高校生たちが希望する専攻ごとに分かれて施設を見学。このうち畜産学科ではICT、情報通信技術を活用した次世代型の牛舎を体験しました。監視カメラや繁殖や分娩を管理する機器が取り付けられていて牛舎にいなくてもウシの発情や分娩の様子をスマートフォンなどから確認することができます。
一方、野菜を育てるハウスでは特殊な繊維を使った水耕栽培によって温度や水の管理が完全に自動化されていて生徒たちは最新の設備を熱心に見学していました。