10日、約2年ぶりに新型コロナで制限された訪日外国人観光客の受け入れが再開されます。これを前に国際観光都市、日光ではインバウンドに関する会議が開かれ今後の課題などを検討しました。

日光市で開かれたのは市の観光協会のインバウンド委員会です。日光市ではコロナ禍前の2019年に外国人の宿泊者が約12万人を記録し、2006年に今の日光市になってから最多となるなどインバウンドは順調に推移していました。しかし、新型コロナの影響ですべての事業が止まっていました。

9日の会議ではインバウンドの再開に向け新年度の新規事業として観光に特化したSDGsを取り入れ、国内外の観光客の受け入れ体制を整えることなどが報告されました。

10日から始まる訪日観光客の受け入れについては国が旅行会社などに対しツアー参加者へのマスクの着用など感染防止対策の徹底や医療保険への加入の同意を得ることなどを盛り込んだガイドラインを示しています。会議ではこれに基づき、感染が確認された場合の対応など市としての対応を決めて欲しいといった要望が出されました。