栃木県内の企業の経営者でつくる県経営者協会の定時総会が9日、宇都宮市で開かれ、2020年に経団連が公表した新成長戦略にしたがい「デジタル」と「グリーン」を成長の柱にすることを確認しました。

青木勲会長は冒頭のあいさつで、昨年度は新型コロナの影響を強く受けた1年だった上にロシア軍のウクライナ侵攻が原油や原材料の高騰を招いて世界経済に大きな影響を及ぼしたと振り返りました。今後の活動方針としては2020年に経団連が公表した新成長戦略において、これからの成長のエンジンは「デジタル」と「グリーン」としていることをあげて「経営者には経営資源を重点的に投入し成長の好循環に寄与することが求められる」と述べました。

県経営者協会では昨年度はコロナ禍のため企画していた31のセミナーのうち13のセミナーが中止され充分な活動ができませんでした。

そんな中、キャリア形成の支援事業には305人の学生がオンラインのインターンシップに参加するなど、これまでにはないコロナ禍ならではの動きもみられました。

これからも行政や地域社会とのネットワークを強化し協力関係を維持しながら活動するとしています。