大好きな洋服に携わる仕事に就きたい、目立つのが大好きな少年が思い描いた夢。その夢の出発点は都内のフリーマーケット。それからおよそ30年、少年の夢は日本一の品揃えを誇るセレクトショップへと成長を遂げました。リーダーに聞く。今回はオシャレに人生をかけた経営者の素顔に迫ります。さまざまなリーダーをスタジオに迎えてお送りする

「リーダーに聞く」です。今回は宇都宮市のユニオン通りを中心にセレクトショップ「アークネッツ」を展開する有限会社リストリクト代表取締役の伊勢博さんにお越しいただきました。

伊勢 博さんは1969年、山口県生まれ。高校卒業後、自動車ディーラーで働くも、洋服に携わる仕事への夢が諦めきれず、衣料販売のフリーマーケットを行いながら資金を貯め、23歳でアメリカに渡り古着の卸業の法人を設立。その経験を活かし1996年、宇都宮市のユニオン通りにセレクトショップ「アーク」をオープン。同時に有限会社リストリクトを設立しました。

Q.リストリクトの業績はずっと右肩上がりだそうで、今年の売上高が50億と見込んでいるそうですね成長を続ける上で経営者として大事なことは?

伊勢さん:「あきらめない事・感謝すること。決断が重要ではなく、決断後の行動が大切」

Q.今年開催の一期一会とちぎ国体にも参加されているんですよね?

伊勢さん:「選手や関係者に配布される、宇都宮市開催競技の参加記念品として、宮染めの手ぬぐいのデザインを手がけた。ペイズリー柄のなかには黄ぶなや、ギョーザ、ジャズにちなんだサックス、カクテルグラスなど宇都宮の代表的な歴史、文化、食文化を表現している。買いたいと皆さんからの声が多いため、販売できるように動いています」

Q .座右の銘と今後の目標をお聞かせください。

伊勢さん:「『人は考えたとおりの人間になる』自分の理想とする思考が現実化できる人間になる。今後はデザイン力を活かして3次元などのメタバースなどでも服のデザインをしていきたい。メタバースの世界の方が体形などのしがらみがない分チャンスが多いと思う」