世界的な半導体不足が続く中、半導体を作るためのレーザー機器を手掛ける「ギガフォトン」が栃木県小山市の本社に新たに研究開発のための施設を増築し、竣工式が8日行われました。神奈川県の事業所で行われていた研究開発の業務を本社に移転し、世界的な需要に応えます。

 

ギガフォトンは建設機械などを製造する小松製作所のグループ会社で、半導体を作るためのレーザー機器の世界シェアは50%を超えています。神奈川県平塚市で行われていた研究開発業務を小山市に集約することになり、研究開発のための建物を増築しました。この移転により、小山市の本社に勤務する従業員は約700人から770人ほどになります。

 

一方、半導体の需要は世界的に高く人手不足であることから、今後の従業員の増員を見込み増築された開発棟には「働きやすい環境」の観点から、若手社員の意見を取り入れました。コロナ禍のリモートワークに対応した会議室をはじめ、本格的なカフェのような休憩室のほか、マッサージチェアやトレーニングマシンも備えられています。