ある世界大会に出場する栃木県内の中学生を取材しました。

中学2年生のダンサー「fu-ka」こと三好楓花さんです。

普段はおしゃべりが大好きで笑顔の絶えない中学生の女の子ですが、曲がかかると・・・

この鋭いまなざし。

fu-kaさんは2020年3月に行われた、全国から選ばれしダンサーおよそ10人が参加する「Showstopper」の日本予選ソロ部門で総合優勝を果たし世界大会の切符を手にしました。

しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響でその年と翌年の世界大会は中止に。

fu-kaさん:「世界大会に行けなくなるんじゃないか、頑張って優勝取れたのに、無駄になるのではという心配もあった」

先の見えない不安と戦いながら2年間練習を続け、ようやく2022年出場が叶いました。

fu-kaさんが躍るのはJAZZという体の軸を意識して感情を全身で表現するジャンルのダンス。

fu-kaさんが通うダンススタジオ「Dance S Company」の生徒たちと代表の金谷静香さんは彼女についてこう語ります。

スタジオの生徒:「普段は明るくて面白くて話し始めると止まらない面白い人。踊っているところは普段と全然違い本当にかっこよく 雰囲気がガラッと変わる。ダンスがうまくて とても明るくて私もそういうふうになりたい」

Dance S Company 金谷静香さん:「彼女のムーブメントからでるキレと迫力はものすごく強みになっている。そこを世界大会でアピールしていけたら」

fu-kaさんの武器は小さな体をものともしないダイナミックな動き。

繊細さと力強さを併せ持つ洗練されたパフォーマンスで世界大会でも上位を目指します。

fu-kaさんは待ちに待った世界大会に向け思いを語りました。

fu‐kaさん:「自分らしく精いっぱい頑張っていきたい」

「Showstopper」の世界大会ソロ部門はアメリカカリフォルニア州で日本時間の来月12日と13日に行われる予定で、fu-kaさんは練習の積み重ねで培った自信と周囲の期待を胸に栃木から世界に飛び立ちます。