研究機関と企業がもつ技術力をマッチングさせ、新たな製品やサービスの開発につなげようという試みが栃木県内で始まりました。

県が去年設立したとちぎ未来技術フォーラムの取り組みの一つで、7日は宇都宮大学で県内のものづくり企業と研究室との交流会が行われました。

こうした機会を設けることで、それぞれのノウハウを生かした新たな製品開発などにつなげるのが狙いで、7つの会社の従業員が光工学を専門に研究する4つの研究室を見学しました。

研究室では何もない空間に光を使って文字やイラストを浮かび上がらせる研究を行っていて、学生や教員が参加企業の従業員に仕組みなどを説明しました。マッチングが成功し共同開発につながれば、研究機関にとっては研究成果が世に出るきっかけとなる一方、企業にとっても最先端の技術をビジネスに活用できるというメリットがあります。

県はとちぎ発の新製品や新サービスが開発されることで、ものづくり産業全体が活性化されることを期待しています。