2022年6月7日(火)に開催されたAppleの開発者向けイベント「WWDC22」の中で「M2チップ」を搭載した新型MacBook Airが発表されました。現地ではM2搭載MacBook Airを実際に触れるコーナーが設けられており、海外メディアが続々と外観写真を公開していたのでまとめてみました。

M2チップ搭載MacBook Air - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/macbook-air-m2/

Hands-on with the new, more colorful, M2-powered MacBook Air - The Verge

https://www.theverge.com/2022/6/6/23156365/apple-macbook-air-m2-hands-on-photos

MacBook Air M2 hands-on: Bye-bye wedge | Engadget

https://www.engadget.com/macbook-air-m2-hands-on-192857444.html

Here’s a first look at Apple’s redesigned M2 MacBook Air | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2022/06/heres-a-first-look-at-apples-redesigned-m2-macbook-air/

Hands-on with Apple’s M2 MacBook Air | TechCrunch

https://techcrunch.com/2022/06/06/hands-on-with-apples-m2-macbook-air/

◆カラーラインナップ&ボディの外観

M2搭載MacBook Airはシルバー・スペースグレイ・スターライト・ミッドナイトの4色展開です。



ミッドナイトの写真が以下。光の当たり方によっては青色に見えるようです。



真横から見るとこんな感じ。MacBook Airといえば「手前に向かって薄くなるデザイン」が特徴的でしたが、M2搭載MacBook Airは奥から手前まで均一な厚みになっています。この外観についてTechCrunchは「くさび形の形状はジョブズが封筒から初代MacBook Airを取り出して以来、MacBook Airの象徴でした。新たなMacBook Airはくさび形の外観を捨て、MacBook ProやiPad ProなどのM1チップ搭載マシンに似た直線的な外観を採用しています」と述べています。



スターライトの外観は以下で、光の当たり方で黄色が強くなる様子。



◆ディスプレイの大型化&ノッチ採用

M1搭載MacBook Airのディスプレイは13.3インチでしたが、M2搭載MacBook Airのディスプレイは13.6インチで少し大型化しています。また、ディスプレイの最大輝度は500ニトで、表示可能色が10億色になりました。カメラはiPhoneやMacBook Proなどと同様にノッチの中に搭載されており、これによってベゼルが薄型化しています。The Vergeはベゼルの薄型化について「M2搭載MacBook Airを見た後では、M1搭載MacBook Airのベゼルが太すぎるように見えてしまいます」と感想を述べています。



ノッチの中に組み込まれたカメラの解像度は1080pで、M1搭載MacBook Airの720pより解像度が向上しています。Appleはカメラ性能について「解像度と暗い場所でのカメラ性能が、一世代前のモデルの2倍に」とアピールしています。Engadgetは「FaceTimeを起動して撮影できる映像を確認したところ、キレイに感じました」と述べています。ただし、ハンズオンコーナーでは暗い場所での性能について検証することはできなかったとのこと。



◆電源ボタンにTouchIDが組み込まれる

M2搭載MacBook Airでは、キーボード右上に配置された電源ボタンにTouchIDが組み込まれました。この電源ボタンにはくぼみが設けられており、暗い場所で電源ボタンを探し出すことが可能とのこと。Engadgetはキーボードの打ち心地について「キーボードのサイズは十分に大きくストロークも十分に深いため、打ち心地は良好でした」と報告しています。



◆MagSafe採用

M2搭載MacBook Airの左側面には磁力でくっつく充電ポート「MagSafe」が搭載されています。また、Thunderboltポートが2基搭載されており、本体の充電中でも双方のThunderboltポートを利用可能です。



M2搭載MacBook Airの電源アダプタは通常の「30W USB Type-C電源アダプタ」の他にオプションで「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」や「67W USB-C電源アダプタ」を選択可能。また、本体色と同色のケーブルが付属します。以下の写真は「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」です。



なお、M2搭載MacBook Airは「8コアCPU」「8コアGPU」「8GBユニファイドメモリ」「256GB SSDストレージ」を搭載したモデルが税込16万4800円で、「8コアCPU」「10コアGPU」「8GBユニファイドメモリ」「512GB SSDストレージ」を搭載したモデルが税込20万8800円で2022年7月に発売予定です。公式販売ページは既に公開されていますが、記事作成時点では予約は始まっていません。

M2搭載MacBook Airを購入 - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/shop/buy-mac/macbook-air/m2チップ搭載



また、WWDC22におけるM2搭載MacBook Airの発表内容は、以下のリンク先で確認できます。

M2搭載&薄さ11.3mmの新デザインで生まれ変わった「MacBook Air」が登場 - GIGAZINE