腰痛がいつの間にかラクになる?タイプ別おすすめ対処法を薬剤師が紹介

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「腰が痛くてストレス」、「腰痛で仕事どころじゃない」……こんな悩みを抱えている人はいませんか?

長時間のデスクワークや運動不足により腰を痛めている人は多いでしょう。

そこで今回は、腰痛が起きる理由や対処法について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


1.運動不足やデスクワークで腰痛が起こるのはなぜ?

腰痛は、運動不足やデスクワークで引き起こされるとされることもあります。長時間同じ体勢でいたり、運動を怠ったりすることで筋肉の疲れや 緊張が積み重なり、腰痛の原因となるのです。

腰痛を引き起こさないために、以下の項目に気をつけるとよいでしょう。

・適度な運動を心がける
・無理な姿勢をしない
・ベッドや布団は適度な固さのものを使用する
・中腰の姿勢で重いものを持たない
(※1)

2.腰痛の改善におすすめの漢方治療

ここからは、腰痛の改善におすすめの漢方についてご紹介します。

2‐1.なぜ腰痛に漢方が効くの?
腰痛には、さまざまな種類があります。なかには緊急に整形外科で治療しなければならないものもありますが、外科にかかっても症状が回復しない場合もあれば、腰痛によっては体調不良につながってしまう可能性もあります。そういった症状に有効なのが漢方です。

整形外科でも、自然由来の治療薬としてよく使われています。また、手術までの待機中にも漢方による治療はおすすめです。

腰痛に対しては、からだを温め、血液の循環を改善する作用や鎮痛作用、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩作用などの薬理作用がある生薬を含む漢方薬のなかから、症状や体質にあわせて選択されます。

2‐2.腰痛のタイプとおすすめの漢方
ひとことで腰痛といっても、そのタイプはさまざまです。漢方の世界では、経絡(体内を流れる栄養物の通路)にエネルギーや栄養物質が流れなくなることで、腰痛が引き起こされると考えられています。この流れを滞らせる原因はさまざまありますが、主なものとして冷えや湿気があげられます。

改善するためには漢方が有効です。以下では腰痛のタイプとあわせて詳しく紹介していきます。

・血虚(けっきょ)・風湿(ふうしつ)タイプ
「腰に鈍い痛みがある」、「腰が重い、だるい」、「雨の日など湿気の多い日に症状が悪化する」……などの悩みを抱えている人は、血虚(けっきょ)・風湿(ふうしつ)タイプの腰痛です。

・瘀血(おけつ)タイプ
「腰がキリキリし、刺すような痛みがある」、「重いものを持つと腰が痛くなる」、「おなかが張る」などの悩みを抱えている人は、瘀血(おけつ)タイプの腰痛です。

<腰痛がある方におすすめの漢方薬>

・疎経活血湯(そけいかっけつとう):血虚・風湿タイプの方
冷えを取り除くことで関節の痛みを改善することもできるため、腰のほか神経の痛みなどで悩んでいる方にもおすすめです。

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう):瘀血タイプの方
痛みを緩和する役割があり、生理痛や月経不順の処置に使われることもあります。

3.漢方は体質に合ったものを選ぶのが重要

漢方は自然由来、自然の生薬からできていて、一般的に副作用が少ないとされています。また、漢方は体質改善や症状の根本改善を目的としているため、1つの症状・1つの疾患に対して強い作用を起こす西洋薬とは大きく目的が異なります。

腰痛の改善以外にも、漢方薬のなかには代謝を促して、脂肪燃焼を手助けしてくれるものがあります。気になった方は、ダイエットのサポートとして試してみるのもおすすめです。

しかし、「漢方には興味があるけれど、種類が多すぎてどれを選んだらいいかわからない」と思っている人もいるのではないでしょうか。

その場合は、インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。



●あんしん漢方

4.漢方で腰痛の改善を目指す!

以上、腰痛の改善方法について紹介しました。

運動不足や長時間のデスクワークで引き起こされる腰痛は、適度な運動やストレッチにより改善できますが、腰痛のタイプによっては漢方薬で解消 できる場合もあります。一度、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

参考サイト
(※1)JA愛媛厚生連 健康お役立ち情報「健康生活のススメ:健康のためのアドバイス 肩・腰・運動不足」
(JA愛媛厚生連 http://www.kousei-ehime.or.jp/index.php)

[文:あんしん漢方]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子

元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。