50代から始める。暮らしをラクにする「小さな工夫」5つ
忙しい朝にバタバタしてしまう、牛乳をつい買い忘れてしまう、お風呂のイスのぬめりやカーテンのすき間が気になる…。日々の暮らしの中でストレスに感じているけれど仕方なく放置していた物事はありませんか? カウンセラー、エッセイストとして活動する若松美穂さんが見つけた、プチストレスを解消する小さな工夫を教えてくれました。
暮らしのなかのプチストレスを解消する「小さな工夫」
日々の暮らしって、ほんの少しの工夫やひと手間でラクになるような気がします。私が見つけた「小さな工夫」を5つ、ご紹介します。
●1:「10分進めた時計」で急なトラブルに対処
上はわが家のリビングにある時計。下は洗面所にある時計。実際は、下が正確な時間です。
家族も皆、リビングにある時計が進んでいることは知っていますが、それでも合わせないのには理由があります。
知ってはいても、実際時計を見れば、時間がないときには急ぐもの。
大切な予定があるときには、リビングの時計を基準に動けば、出かけるときには約10分の余裕が生まれます。
必要な靴が見つからないとか、急におなかの調子が…という、小さなトラブルにも安心して対処することが可能です。
●2:「豆乳」なら常温で保存でき、賞味期限も長い
忙しくなってくると、買い物時間すらおっくうになるのは私だけでしょうか。
仕事があるときには食事はとらないことが多く、朝はアイスコーヒーに牛乳を入れたものをいただきます(アイスコーヒーは色々飲んでみたけれど、価格と味のバランスでブレンディがお気に入り)。
ときどき、牛乳を買い忘れた…ということもあり、あるときから豆乳に変えました。
豆乳は開封前なら常温で保存でき、さらに保存期間も長いので、災害用(寝込んだときなども含め)の飲み物としてもキープ。
私は薬局の1点限り15%引きや20%引きのクーポンを使い、箱でまとめて購入します(1本でも1点・箱でも1点)。
今は、保存期間が長い豆腐などもありますよね。そういうものも活用しています。
●3:お風呂のイスを浴槽にかけると「お掃除終了」の合図に
ネットの情報は、「教えてくれて、本当にありがとう!」という気持ちになります。
いろいろ試して「いいな」と思ったものは続けます。たとえば、お風呂のイスのぬめりやカビ防止にイスをお風呂の縁にかけておくワザ。これ、わが家の場合は“お掃除終了”の合図として使っています。
お掃除をする人が私だけではないので、イスがかかっていない場合は、まだ掃除をしていません。掃除をしてからお湯張りをしててくださいのサインです。
●4:イケアで見つけた「はさむだけ」ハンガー
ものはあまり増やしたくないので、買い物を楽しむ際には、基本使って(食べて)なくなるものを中心に買います。
先日、原宿駅前にイケアがあることに驚きました。今はそれほど大きなものは買わないので、サクッと寄れるのはありがたい。そこで見つけたのが、緑の小さめハンガー。これが役に立っています。
干したいものを間に挟むだけ。ついている洗濯ばさみが壊れる心配もないですし、薄いので使わないときには、洗面所の引き出しの中にしまうことができます。私は洗濯ネット干しとして利用しています。
●5:「練り消しゴム」でカーテンの端を壁にくっつける
最後に、カーテンのすき間問題です。
上部をマジックテープで留めているのですが、長年使っているうちに粘着力が弱くなり、そのせいもあって、窓とカーテンの間に隙間が生まれるようになりました。
とはいえ、カーテン側とレール側、両方のマジックテープ全体を交換するのは大変なので、小さく対応。窓枠に「練り消しゴム」を貼り、カーテンを押しつけると、カーテンがくっつき隙間がなくなります。
ちなみに練り消しは粘着力が弱くなったらまた練れば大丈夫ですし、はがした瞬間は汚く見えても、何度もぺたぺたくっつけるようにするとキレイに取れます。
壁にある程度の期間だけ、写真や賞状・ポストカードなどを貼りつけるときにも、ねり消しは役に立ちますよ。