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デロリアン・モータース・カンパニーがついに、あの有名なデロリアンの正式な後継モデルとなるデロリアン・アルファ5を発表した。

デロリアンDMC-12は決して過去の遺物としてスタティックな存在ではなく、常に進化し続けているということが立証された。常にモビリティの再構築が行われており、その結果ついに新たなアイコンが登場したのだ。

【画像】由緒正しいガルウィングを備えた新生デロリアン(写真10点)

エクステリアを見てまず目を引かれるのはデロリアンのアイデンティティーとも言えるガルウィングだ。テスラモデルXなど、ガルウィングを備えた車は今も少なからず存在するが、デロリアンのガルウィングはメルセデスと同じように、伝統に則った由緒正しいガルウィングというイメージを受ける。それと同時に可能性の限界を、外へ外へと押し出しているようにも感じられる。

DMC-12は2シーターのスポーツカーだったが、アルファ5は4シーターになっており、DMCの人と人とのつながりを大切にする環境をつくる姿勢が伝わってくる。アルファ5は直感的なデザインと職人技での掛け合わせによって、インテリジェントな空間が創造されているのだ。

そして何と言ってもアルファ5のDMC-12との最大の違いといえば、2.8リッターV6エンジンが、100kWhのバッテリーとモーターに置き換わったということだろう。0〜60マイルは2.99秒でトップスピードは249km/h。ちなみにタイムスリップをするために必要な時速88マイルに達するまでの時間は4.35秒だ。

価格など詳細はまだ発表されていないが、8月18日に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスと、8月21日開催されるペブルビーチ・コンクール・コンセプトローンで初公開される予定だ。