弁護士・菊間千乃氏

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弁護士・菊間千乃氏が、28日の都内で、輝く女性を表彰する『Women of Excellence Awards(ウイメン・オブ・エクセレンス・アワード)』のビジネス部門を受賞した。

菊間氏の経歴について「かつては、8チャンネルのアナウンサー。弁護士に転身された後にも日本女子ソフトボールリーグ機構の理事などにも就かれていて、八面六臂に活躍。8に繋がっている」との紹介があった。





菊間氏はこれまで、35歳のときにフジテレビを退社し、39歳で弁護士に転身している。「会社を辞めようとしたとき、フジテレビの色んな先輩から『弁護士に受かってから辞めればいいじゃん』『何で受かる前に辞めるの?』と、いい意味で止められたことがありました。でも私は、自ら崖っぷちに追い込んで、ここしか自分の行く道は無いんだと思い込み、追い詰めて努力した結果が今に繋がっています。新しいことを始める前には、リスクがあったりしますが、あまり私はリスクを考えないタイプ。こっちに行ったら楽しいと思える方向に、柔軟に素直に従っていく方です。なので、自分が行きたいと思った方向だったら、努力することは苦じゃありません。大変だけれども頑張っていく、自分の心の声に従ってきたので、今に至っていると思います」と自身の考え方を言葉にした。

続けて話していって「フジテレビに入ったときから、アナウンサーを10年やったら、司法試験を受けてみようと、最初から決めていました。今は50代のアナウンサーの方が、多くの番組に出ていらしゃいますが、あの当時のこと、私がフジテレビに入社したときには、30歳を過ぎると画面に出ていらっしゃる先輩が極端に少なかった状況がありました。そこで、どうやったらアナウンサー寿命を伸ばせるかと考えたときに、30歳を過ぎても別の武器を身につけておけば、また、アナウンサーとして頑張れると考えていました。そう思って勉強を続けていたら、弁護士という仕事に、非常に興味がわいてきたんです」と変化を口にした。

そして、弁護士として活躍する今は「アナウンサー辞めてから15年。キャリアチェンジして良かったなと思います」と自らの判断を語った。

「もちろん、苦しいときはありましたが、『事実は小説よりも奇なり』という言葉がある通り、私の周りでは、ここで口に出して言えないこと、毎日スゴイことが起こっていて、日々がとても刺激的。それで、楽しく思えて、やりがいを持って仕事が出来ています」とキッパリ言い切っていた。

この授賞式は、「日経ウーマノミクス・プロジェクト」によるイベント「WOMAN EXPO」、一つのプログラムとして開催。他のスペシャリスト部門においては、女優の内田有紀(46)が受賞していた。


▼ (左から)菊間千乃氏、内田有紀

第8回目を迎えた『Women of Excellence Awards』より








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