中村江里子さんのバッグの中身。持ち歩くのは本当に必要なものだけ
外出先でバッグの中が散らかっていて、必要なものがすぐ取り出せない…なんてことはありませんか? 家の中だけではなく、普段持ち歩くバッグの中身も、定期的に見直したいもの。「バッグの中には、必要最低限のものだけを入れるようにしています」と話すのは、フランス人の夫と結婚し、パリに在住するフリーアナウンサーの中村江里子さん。そんな中村さんの、バッグの中身と必要最低限のものだけ持ち歩くための工夫を教えてもらいました。
中村江里子さんの男前!?なバッグの中身
女性として珍しいかもしれませんが、私のバッグの中にはお化粧道具というものが入っていません。これはいまに始まったことではなくて、かなり前からずっとそうなのです。大事な手帳も入れず、必要最低限のものだけが入ったバッグの中身をお見せしますね。
●筆記用具やハンドクリーム。バッグの中は必要最低限のものだけ
人によって大事なものは違っていて、お化粧直しのコンパクトや口紅が必須という方もいらっしゃると思いますが、私のバッグには化粧道具が入っていません。もともと普段はあまり化粧をしませんし、髪はドライヤーの後とかしたらそれで終わり。あとは手櫛の人なので、ブラシも必要ありません。
ただ最近では、鏡は必要かも、と思うことも…。それは化粧直しのためではなくて、目にゴミが入ったときのため。普通の鏡ではもうよく見えないので、拡大鏡を持とうかと思っているくらいです(笑)。
<カード類>
保険証、滞在許可証など、つねに携帯が必要なカード類は財布とは別にして、万が一の紛失、盗難のリスク分散を。
<ペン>
日本でまとめ買いしてくる筆記用具をいつも身近に。荷物をできるだけ軽くしたいので、ケースなどには入れずにそのままバッグに。
<リップクリーム&ハンドクリーム>
乾燥肌の私にとってハンドクリームとリップクリームはもともと必携品。手洗いや手指消毒をまめにする昨今はとくに欠かせません。
<スマホ、財布>
夫のブランドのロゴ入りのケースをつけたスマホ。お財布ももちろん必携品ですが、中には保険証や免許証、滞在許可証などはあえて入れないようにしています。
●消毒液やティッシュは使いやすいものをセレクト
<消毒スプレー>
手指消毒液。ジェル状のものがあまり好きではないので、エ ッセンシャルオイルの専門メーカーが出しているスプレー状のものを携帯します。
<鍵、ティッシュ>
家やガレージの鍵などはホルダーにまとめて。こちらのポケットサイズのティッシュペーパーは日本のものよりずいぶん厚手で、ハンカチ代わりになるほど。
<ハンカチ>
日本と違ってフランスではハンカチというものをほとんど見かけません。けれども日本人の私のバッグにはやはり、ハンカチかミニタオルが。
<マスク>
マスク。車の中にもワンパック入っていますが、予備のマスクをポケットやバッグなどあらゆるところに入れて。
<お清め塩>
長年お世話になっているドクターからいただく「お清め塩」。以前はポーチに入れていたのですが、いまはシンプルにこの形で。
●手帳は持ち歩かず、買い物メモなどは付箋に
また、昔は大きなバッグに手帳を入れて持ち歩いていたものですが、いまは違います。仕事で一日中外にいるというより、家を中心に動くことが多い毎日なので、大事な手帳はむしろ持ち歩かず家に。
その代わり、日本製の付箋を活用しています。スーパーで絶対に買わなくてはならないものとかちょっとした用事などは、出かける前に付箋に書いて、1枚、ときには2枚だけをバッグに入れて出かけます。外出先でも付箋ならさっと見られますし、用事をすませたあとは捨てられる。そうすることで重たいバッグを持たなくてもよいし、長年愛用してきた大事な手帳を失くしたり落としたりするリスクが減らせると思うのです。