節約したいときに大活躍の鶏胸肉。とはいえ、読者アンケートでは「肉がかたい」、「パサつく」などのざんねんなコメントも…。そんなお悩みを、料理研究家・小田真規子さんの魔法のテクニックが解決してくれますよ!

ざんねんな鶏胸肉がおいしくなる!スゴワザ7つ

ヘルシーで、お財布にも優しい鶏胸ですが、パサパサしがちでものたりない…。そんなお悩みをパパッと撃退! 調理の仕方ひとつでぐんとおいしくなります。

●鶏胸のお悩み1:パサパサして食感がよくない

【パサパサ鶏】とは?

脂が少なく、水分が抜けきってしまったざんねんな鶏。食感がパサパサしていて、食べると口の中でモソモソしてしまうのが最大の悩み。解決策としては、水分を逃がさないのが、なにより大切です!

●鶏胸肉のスゴワザ1:調味料をもみ込む

塩や酒、砂糖などの調味料をしっかりともみ込むことで、水分を補給。保水力もアップし、しっとり仕上がります。

●鶏胸肉のスゴワザ2:粉をまとわせる

小麦粉や片栗粉などの粉をまぶすことで、肉をコーティング。水分が抜けないようにガードしてくれます。

●鶏胸肉のスゴワザ3:火をとおしすぎない

火がとおりやすい鶏胸は、加熱しすぎると水分が抜けがち。あとちょっと! のところで火を止め、余熱を活用して。

●鶏胸のお悩み2:かたくて噛むとギシギシする

【ガチガチ鶏】とは?

火をとおしすぎるなどで、かたくなってしまったかわいそうな鶏。脂肪が少ないので、水分が抜けるとギシギシしたかたい食感に。まずは、たたいて筋肉をほぐしてあげましょう。

●鶏胸肉のスゴワザ4:たたいて、切って、繊維をこわす

こぶしで40〜50回、肩たたきのようにたたくだけで、ぐっとやわらかに。切るときは、繊維を断つように大きめにカット。

●鶏胸肉のスゴワザ5:やわらか素材を合わせる

ネギなどとろみのあるやわらかい素材と組み合わせることで、口当たりもよくなり、よりやわらかく感じる効果があります。

●鶏胸のお悩み3:また同じ味〜!?とマンネリしがち

【マンネリ鶏】とは?

淡泊な味のため、ものたりないと嫌われがちな悲しい鶏。どんな味にも合わせられる能力があるが、イマイチ個性を発揮できない。でも逆に言えば、あっさり味だからこそ、アレンジも自由自在ということ!

●鶏胸肉のスゴワザ6:こってり味で満足感を出す

こってりした食べごたえのある味にすれば、ものたりなさも解決! ニンニクやショウガなどでパンチを効かせて。

●鶏胸肉のスゴワザ7:揚げてボリュームアップ

脂肪が少ない部位なので、揚げ物にするのが断然おすすめ! 油のうま味やジューシーさもプラスされ、おなかも大満足。