プロ、アマ、学生を問わずサッカーの日本一を決める天皇杯の1回戦が始まり、10年ぶり3回目の出場の栃木県代表のヴェルフェ矢板は21日、宇都宮市の県グリーンスタジアムで山形県代表の長井クラブと対戦しました。

試合は前半からヴェルフェ矢板がサイドからの攻撃で崩しにかかり、一方の長井クラブはカウンターでゴールを狙う展開となります。

前半7分、ヴェルフェ矢板が左サイドからのパスを受けたMF関が冷静にゴールに流し込み先制します。早めに試合を動かしたかったというヴェルフェ矢板は前半14分にPKを獲得、これをMF藤田が決め、2対0。これで試合の流れを完全につかんだヴェルフェ矢板は前半だけでシュート11本を放ち5対0と大きくリードします。

エンドが変わった後半も攻撃の手を緩めないヴェルフェ矢板、さらに1点を追加した後半18分には右からの室井のパスを受けた藤田。さくら清修高校出身で加入3年目の藤田がハットトリックを達成します。

守ってはGK小林を中心に相手の攻撃を封じて無失点に抑え7対0で快勝しました。

ヴェルフェ矢板は6月1日の2回戦で神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚でJ1の湘南ベルマーレと対戦します。