ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」のミスター・ビッグ役でお馴染みのクリス・ノース。昨年12月に過去の性的暴行を複数の女性から告発された。ノースは女性たちの主張をすべて否定したが同じ月に配信がスタートした続編ドラマ「AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章(AJLT)」は事態を重く見て対処。告発後に配信されたエピソードから彼の出演シーンをカットした。またAJLTでもノースと共演、プロデューサーを務めたサラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィスは共同で声明を発表。女性たちをサポートする姿勢を表明した。

この事件についてサラが語った。雑誌『ハリウッドリポーター』のインタビューに夫のマシュー・ブロデリックと共に答えたサラはノースについて聞かれると「この事件について話す心の準備が自分にできているのかどうかもわからない」とコメント。「私はプロデューサーとして反応していなかったと思う」と告発の声が上がったときの自分の対応について振り返るものの「私はこのことに取り組むべきだったと思う。なぜなら私はただ……、私はただ……」と言葉に詰まってしまった。

インタビュアーから「告発後ノースと話をしたか」と聞かれた彼女は「いいえ」と即答。長年共演、ノースとはプライベートでも親しかったと言われているサラだが、関係は完全に断たれたよう。ちなみにノースは出演中だったドラマ『The Equalizer(原題)』からも降ろされ、エージェンシーからも解雇されている。復活の見込みは薄いと見られている。