60代ミニマリストが伝えたい、節約にもなる食品の買い方のコツ6つ
食品の値上げで、食費節約がうまくいかないと悩んでいませんか? 食費を節約するためには、できるだけ食品の無駄をなくすことも大切。そこで今回は、50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせ、上手に無駄を省いて生活している、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、食品の無駄を減らすコツを教えてもらいました。
節約にもなる、食品を無駄にしないためのコツ
今回は、食品を無駄にしない買い物のコツを紹介します。無駄にしないための最大の心得は、必要なものを、必要な分だけ買うことです。なによりも買いすぎないことを意識してください。
買いすぎないためのコツを6つお伝えしますので、ぜひ試してみてくださいね。
●1.買ったものは100%食べきる
買った食品はすべて食べきることを目指します。食べきれずに傷んでしまった、結局捨てた、いつまでもパントリーに残っている。こんなことが起きたら、そうなってしまった理由を毎回考えて反省ポイントを見つけましょう。そして、次回の買い物から気をつけていきます。
「あ〜あ、腐っちゃった。もったいないけど捨てよう。ぽいっ!」。こんなふうに終わらせてはいけません。捨てるときは、その体験から教訓を得ることを習慣づけましょう。
●2.在庫状況を把握する
自宅に十分食べ物があるのに、店で新たに買ってしまえば、当然、無駄になります。こうしたミスを防ぐために、家にある食品の在庫状況を把握しましょう。
やり方は自由ですが、いちばん簡単なのは、目視です。買い物に行く前に、冷蔵庫や冷凍庫、パントリーにどんな食べ物がどれだけあるのか、見ればいいのです。
冷蔵庫や棚に食品がありすぎると、把握しにくくなるので、食品をつめ込みすぎないことや、あまりストックを持ちすぎないことをおすすめします。似たような食品はできるだけ一箇所に固めて収納してください。
●3.頻繁に買い物に行かない
スーパーやコンビニに行けば行くほど、余計な食品を買ってしまう確率があがるので、買い物に行くのは最低限にしましょう。
カナダでは、1週間に1度、スーパーで食品をまとめ買いする人が多いのですが、このぐらいの頻度が理にかなっていると思います。
私は2週間に1度、オーガニックフードの店から食品を届けてもらっています。どうしてもたりないものがあるときは、店に買いに行くこともありますが、基本的に、宅配してもらったものだけで、2週間もたせています。
●4.衝動買いをしない
スーパーでお値打ち品を見て、うっかり買ってしまうこともあるかと思いますが、食品を無駄にしたくないなら、計画的に買い物をしたほうが、うまくいきます。
衝動買いしないために、買い物リストを持参して、そのリストにあるものだけを買うこと。さらに、心身ともに余裕のあるときに買い物をすること。おなかがすいていると、余分に食品を買いすぎるので、空腹のときは買い物に行かないようにするのがいいでしょう。
●5.献立を立てる
1週間単位で、ざっくり献立を考えておくと、計画的に買い物できます。献立といっても、そんなに複雑なものではなく、月曜の夕食の主菜は肉、火曜は魚、水曜はパスタ、木曜はどんぶりもの、金曜は野菜オンリー、土曜は冷蔵庫に残っているもの、日曜は豆腐料理、というように、曜日ごとにテーマを決めておくといいでしょう。
日本は食文化が豊かなので、献立にもバラエティがありますが、ある程度メニューを固定化したほうが、食材を使いきりやすくなります。
めったにつくらない料理のために、特殊な食材や調味料、スパイスをそろえなくてすみますからね。バリエーションをつけようと欲張らないほうが、調理ツールや食器もシンプルになります。
●6.食費をけちらない
主婦にとって、食費の節約は永遠のテーマかもしれませんが、食費はあまりけちらないほうが、食材に無駄がでません。
まとめ買いしたほうが、1つあたりの単価が下がりますが、そうやって買ったものを食べきれずに、無駄にしてしまったら、結局は高くつきます。
「1円でも安く」などと思わず、少し高くなったとしても、食べきれる分だけ買ってください。
安いけれど、添加物がいっぱい入っているものや、ジャンクフードはできるだけ買わないほうがいいでしょう。ジャンクなものはクセになりがちなので、おやつに食べすぎてしまって、肝心の食材を使いきることができません。
今回は、食品が無駄にならない買い方のコツを紹介しました。自分や家族が消費できるものを、消費するタイミングで購入すれば、食品の買い物に費やした労力、時間、お金が無駄になりません。