へき地への医療確保のため全国の都道府県が共同で設立した下野市にある自治医科大学が創立50周年を迎え14日、記念式典が行われました。

自治医科大学は1971年、昭和46年に医療に恵まれない地域への医療を確保するため医師の養成拠点として創立されました。式典には金子恭之総務大臣や福田富一知事などおよそ260人が参加し創立50周年を祝いました。

挨拶に立った大石利雄理事長は次の50年に向けて抱負を述べました。

自治医科大学ではこれまでにおよそ4,700人の医師とおよそ1,700人の看護師を輩出し医師の国家試験の合格率は10年連続全国1位を誇ります。校歌の歌詞にある医療の谷間に灯をともすをキャッチフレーズに社会構造の変化で都市部で顕在化している医療難民など多様化するニーズにこたえていくということです。