栃木県日光市の日光二荒山神社で10日、日本酒やしょうゆなど醸造物の出来栄えに感謝し、作業の安全を願う「報醸祭」が行われました。 

日光二荒山神社の境内には霊水とされる「二荒霊泉」が湧いていて、この水を種水として日本酒などを仕込むと良い出来になるといわれています。 

10日は日本酒やしょうゆなどの醸造家23人が参加して神事が執り行われました。参加者たちは去年10月、醸造物の良質な出来などを祈る「祈醸祭」を行っていて、この日は無事に良い商品を製造できたことに感謝しました。 

この後、名水「酒の泉」を中麿輝美宮司から分けてもらい、今年の作業の安全を祈っていました。参加者たちは分けられた霊水を持ち帰って神棚に供えたり、日本酒のアルコール度数や味を整える割り水にしたりするということです。