大型連休 栃木県内の観光地の人出1.3倍 感染拡大に注意
栃木県の福田富一知事は10日、定例会見を開き、大型連休中に県内の観光地がにぎわいを見せた一方で、新型コロナウイルスについて感染再拡大の恐れがあるとして、しばらくは緊張感をもって見守る必要があると述べました。
3年ぶりに行動制限のない大型連休となった今年、県内の観光地の人出はコロナ禍前と比べると2割から3割程度少ないものの、去年の1.3倍に増加しました。県は大型連休中、JR宇都宮駅の通路に無料で抗原検査ができる拠点を設置し、11日間の期間中で約2500件、1日当たり230件程度の利用があったと発表しました。福田知事は帰省や旅行前に自主的に検査を受けてくれたことによって、感染拡大防止の一助となったと振り返りました。
一方、感染が再拡大する恐れもあるとして、高齢者施設への注意や若い世代へのワクチンの追加接種などを引き続き呼びかけていくとしています。
また、6月15日の「県民の日」を前にした11日に、県庁周辺で3年ぶりにセレモニーやイベントを開催すると発表しました。