コロナ禍によって大きな打撃を受けている宿泊施設では、この逆境を乗り越えようとさまざまな取り組みを行っています。栃木県益子町の温泉旅館では、コロナ禍で宿泊客が減少している対策として10日、町内では初となるスポーツジムを館内にオープンしました。

本格的なスポーツジムをオープンしたのは、今年で創業30周年を迎える益子舘里山リゾートホテルです。コロナ禍で団体客の受け入れが難しく使用頻度が大幅に減った会議室をリフォームし、ルームランナーやウエイトトレーニングなどができる最新のトレーニングマシンを設置しています。 

新型コロナの影響で本業の宿泊業に打撃を受けたことで、その打開策の一つとして大きな決断に踏み切りました。今後もコロナ禍における事業展開を進めていて、今年7月からはコワーキングスペースの運用が始まります。 

益子舘里山リゾートホテルでは温泉の併設という強みを生かし、温泉を楽しみながら体を動かしてもらい、地域住民の健康寿命を伸ばす健康な街づくりに貢献したいということです。