栃木県宇都宮市上戸祭町を通る国道119号で、渋滞解消を図ろうと立体交差の整備が進められています。完成を前に10日、小学生を対象にした見学会が開かれました。 

開通前の立体交差を歩くのは、地元の上戸祭小学校の1年生から6年生の約480人です。開通後は歩行者や自転車などが通れない上戸祭町の立体交差に、関心や親しみを持ってもらおうと県県土整備部が企画しました。

この交差点は宇都宮環状道路、通称「宮環」と宇都宮インターチェンジに続く宇都宮北道路が接続する部分で、慢性的に渋滞が発生しています。渋滞を解消し交通をスムーズにさせようと、2015年からこの部分を延長1.2キロの立体交差点とする工事が進められています。 

今後歩いて入ることができなくなる道路を見学した児童たちは、普段通っている学校を上から眺めるなどして貴重な体験に目を輝かせていました。

県によりますと、立体交差点は今年の夏に開通する予定だということです。