被害を受けた太陽光発電所

2016年から去年まで栃木県など4県で太陽光発電所の銅線などを盗んだとして、栃木県警察本部などの合共同捜査班は10日、窃盗の疑いで男4人を追送検し、捜査を終結したと発表しました。窃盗事件は210件、被害総額は約1億円相当に上ります。 

窃盗の疑いで追送検されたのは、現在公判中の茨城県下妻市、設備工の男(70)、茨城県下妻市、解体業の男(46)ら4人です。 

県警察本部によりますと、4人は2016年6月から21年11月まで栃木県内のほか群馬、埼玉、茨城の4県の太陽光発電所に夜間に侵入し、銅線などをケーブルカッターなどで切断し、約1億800万円相当を盗んだ疑いがもたれています。 

犯行は4県で210件に上り、そのうち県内では足利市や佐野市など11市町で88件、約2500万円相当の被害があったということです。

盗んだ銅線は金属の買い取り業者に売却していて、警察の調べに対し4人は「生活費を稼ぐためだった」と容疑を認めているということです。