山崩れや土石流など山に関係する災害を未然に防ぎ、減災につなげようと県は9日、山の異変などを情報提供してもらう協定を民間の企業と結びました。

締結式には福田富一知事と東京に本社を置き壬生町でバイオマス発電所の運営や管理などを行っているエフバイオスの島崎知格社長などが出席し、協定書にサインを交わしました。この協定は山に関する災害の兆候や異常を発見した際にいち早く情報を提供してもらおうと2016年から始まったものです。

県と環境森林事務所などは今回の1社を加えて27の企業や団体とこの協定を結んでいて、過去には情報提供をもとに災害を未然に防いだという例もあるということです。県では土砂の流出を防ぐハード対策に加え災害に関する情報収集の体制を整えるなどのソフト対策を取り組むことで災害に強い森づくりを進めていきます。