2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた福島を今に伝える写真のパネル展が、那須町のギャラリーで開かれています。

那須町の那須まちづくり広場で開かれているパネル展は、東京都の「NPO法人未来といのち」が福島県の助成を受けて帰還者や避難者の心の復興事業として、全国を巡って開催しています。

会場には福島県内それぞれの地域の震災前と震災後の様子が収められた写真約80点が展示されています。豊かな自然が自慢だった浪江町の津島地区は原発事故の直後から立ち入りが制限される帰還困難区域となりました。  

展示された写真は、自宅に戻ることができない高齢の女性が震災前の写真を見ている悲しげな表情など、ふるさとの再生を願う人たちの思いが感じられます。

パネル展は那須まちづくり広場で4月30日まで開かれています。