登板機会が減ってたけど、富士フイルムのX-S10に惚れ直しました
きっと「カメラが好き」という人たちは、なんというかもう、カメラが関わる世界の全てが好きなんじゃないかと思うんですよね。写真はもちろん、撮影の瞬間もプロセスも、撮影している自分のことも、そしてなんといってもカメラ本体も。
私が「カメラ好き」を自称して、まだ日は浅い方だと思うけれど、愛の深さには自信あります(笑)。なんでこんなに愛しているのか、自分でも謎です。で、その愛の深さを一段グッと深めてくれたのが、富士フイルムのミラーレスカメラなんです。どう深まったのかは、コチラの記事にも書いたとおりなのですが、ずぶずぶとまっしぐらでした。
なんといっても、「フィルムシュミレーション」機能によって予想斜め上にかっこよく絵作りできる楽しさ、そして手に馴染むカメラとしての質感が、他のメーカーのそれらとは隔絶した唯一無二のステキさがある。それが私に響きまくったのでした。
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X-T20、X-S10を経て、X-Pro3へ。そうなるとですね、圧倒的にX-Pro3を持ち歩くことが多くなりました。とにかくかっこよくて、シャッターフィーリングも、設計思想も、何もかもが好き(という話もコチラに書きまくりました)。
ついに、ほとんど出番がなくなってしまったX-T20は、手放してしまいました。
そしてさらに、次なるドナドナの候補として、X-S10に手が伸びかけました。でも.......その前に、もう一度このカメラとお散歩してみよう、と思いました。その頃は毎日が慌ただしくて、どこかにゆっくり撮影旅なんていけそうもなく、本当に近所のお散歩へ。X-S10以外はほとんど何も持たず、普段着のまま出かけました。
それが、決定的でした。
「やっぱり私、アナタと別れられないワ!!」という思いが込み上げたのです。
X-Pro3の男前のメカメカした軍艦部とは違い、やや入門者っぽい雰囲気も漂ってしまうX-S10。X-Pro3でカッコつける日々に慣れてしまい、触らなくなってしまうと、「なんだかな〜」と思い始めていたわけですが、ゴメンナサイ、やっぱり使いやすかったです。めちゃくちゃ使いやすかったです。とってもユーザーフレンドリー。改めて触ると、決してビギナー向けに媚びた雰囲気でもない。ただもう本当に使いやすいんです。
私は身長150cmで、手もさほど大きくない。こういう小さい人間には、とにかく大きさも重さもしっくりきます。何しろグリップ感が手に吸い付くようにビタッとくる。
X-Pro3では、ほとんど撮影した写真を確認しないため、あとで後悔しないように、「フィルムシュミレーションブラケティング」機能を設定しておいて、同時に三種類の絵を記録しておけるように設定してるんですが、これが、全ての写真が3枚ずつ容量を食うわけで、後でいらないものを消す作業もややめんどい。
それが、X-S10なら左上のダイヤルでEVFで確認しながらの撮影なので、最初から答え合わせをするようにサクサク撮影できる楽しさを久々に実感。X-Pro3のOVF撮影で、フィルムカメラのように「あとで見るお楽しみ」もよいのだけれど、やっぱり出せる絵を確認しながら撮るのだって、本当に気持ちがいい。
「あ〜やっぱりいいカメラだなぁ」と一人ニヤニヤしながら、散歩から帰ってきました。手放すのやめました。
それにしても、そこで改めて、富士フイルムすごい!と思ったんですよね。というのも、X-S10とX-Pro3、いったら大きな違いは、”ガワ”だけなんですよね。センサーサイズも、画素数も、ISO感度も同じ。フィルムシミュレーションモードは、X-S10の方が一種類だけ多いけど、私が愛用するのはどちらも入ってる。だから、出せる絵は、どちらもまったく同じ。なんならリーズナブルなX-S10の方が、手ブレ補正機能が付いてるし、連写性能もいいけれど。
でも、出せる絵が同じで、カメラとしての大きな違いは“ガワ”だけなのに、こんなにも「違うもの」として使い手をワクワクさせてくれるなんて!! その設計思想がやっぱりすごい、富士フイルム!!
どちらも黒の色味が深いボディが質実剛健さを漂わせつつ、決してゴツさのないスマートさは一緒。でも「まったく違うカメラ」と感じさせるってこれ、本当にすごいし、素敵です。
私の撮影は、とにかくスナップばかりだから、カメラとしてはどちらもコンパクトなので、本当にありがたい。最近はもっぱら、X-S10にはややズームの効くXF18-55mm F2.8-4R OISのレンズを、X-Pro3には単焦点のXF35mmF2 R WRのレンズを付けっぱなしにしております。その日の気分や行動によって、さっと持ち出すカメラを変えて楽しんでいます。(そして今密かに、X-T20を売ってしまったことを後悔しています!)
以下の作例は、すべてX-S10で家の近所を散歩して撮影したときのものです。ドナドナできなくなりました。
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