栃木県内の多くの公立小学校は18日卒業式を迎えますが、宇都宮市では約半数の学校が17日、門出の日となりました。このうち、ゆいの杜小学校では初めての卒業式が行われました。  

今年度、県内では公立小学校合わせて348校の約1万6500人が学びやを巣立ちます。

17日卒業式が行われた宇都宮市のゆいの杜小学校は去年4月に開校したばかり。進学する中学校の制服に袖を通した6年生76人が学校最初の卒業生です。

6年生は一人一人名前を呼ばれると、壇上で國谷優校長から「1号」から順に番号が振られた卒業証書を受け取りました。  

ゆいの杜小学校の児童は今年度、清原中央小学校などから移ってきたため、6年生がこの校舎で過ごしたのは1年間のみ。

コロナ禍でも最上級生として最初の伝統を築いてきた卒業生に対して、國谷校長は「皆さんがこれまで続けてきてくれた努力を誇りに思う。これからもゆいの杜小の卒業生として自信を持って頑張ってください」とエールを贈りました。

卒業生は一人一言ずつ、学校生活の思い出や感謝を述べ、新たな一歩を踏み出していきました。