現職の大塚氏が公約発表 益子町長選
任期満了に伴い4月10日に投開票が行われる益子町長選挙に立候補を表明している現職の大塚朋之町長が16日、5期目に向けた公約を発表しました。
大塚氏は56歳。2006年、新人4人による激戦を制して初当選し、今回5回目の当選を目指しています。
道の駅ましこの順調な経営や0歳児からの保育料無償化など、これまでの実績を強調した上で公約では「町民良し」「地域良し」「未来良し」の『三方良し』をキャッチフレーズに施策を展開していくと述べました。
コロナ対策をはじめ、町内4つの小学校の区域ごとに地域に根ざした公約を掲げています。
この中で町内を15程度の地域に分けて地域ごとに戦略を練り、NPO法人を作って住民や移住した人と一緒に課題の解決にあたりたいとビジョンを示しました。
また、住環境や雇用の創出を図って少子化対策に力を入れたいと話し、2040年までに年少人口を増加に転じたいとしています。
多選への批判に対しては後援会の青年部と検討を重ねて「今は他にいない」と出馬に至る経緯を説明し「図書館や産業団地の建設など難しい大型事業もあるが雇用を生み出す観点から『勝負の4年』と考えている」と意気込みを示しました。
益子町長選挙をめぐっては元町議会議長の広田茂十郎氏(67)が出馬を表明していて、保守分裂による選挙戦になる見通しです。
益子町長選挙は4月5日に告示、10日に投開票が行われます。